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東三条住宅裁判 Bさんが京都市の更地化攻撃を弾劾

20160208a-1.JPG 2月1日、京都地裁(第2民事部・牧賢二裁判長)で、京都市を相手に住宅追い出し反対の裁判を闘ってきた東三条のBさんの本人尋問がありました。全国水平同盟の西郡支部、高槻支部の仲間をはじめ、関西各地から多くの労働者が駆けつけてくれました。約50人が傍聴席を埋め尽くしました。昨年、7月の早期結審策動を打ち破って以来、Bさんの闘いは崇仁(すうじん)の闘いと団結して、更地化攻撃が持っている敵の本質を暴き切るとともに、地域全体の決起をつくり出す突破口となりつつあります。

京都市のウソと騙(だま)しの手口が明らかに!
 本人尋問の冒頭で、Bさんは移転の際、住民説明会で京都市は、家賃は10年間は上がらず、住宅に代々住めると約束したにも関わらず、住宅を取り上げるとは許せない、と弾劾。Bさんたちが契約書を度々要求したが、「規則だから」と発行しませんでした。
 また、Bさんのドアに「退去」の違法な張り紙をしたり、大声で名前を呼んだり、精神的に追いつめていく実態が暴かれました。改良住宅が建設される前、地域には住民同士が行き交い、地蔵盆などを通じて、絆がありました。京都市の都合で、移転後の新しい住宅はBさんに提供されませんでした。これまであまり付き合いのなかった棟へ入居せざるを得なかった。それでも、家族の介護があるので、我慢していました。家族が亡くなり、Bさん名義の部屋は放棄して、そのまま家族が住んでいた棟の部屋に住み続けることを望みましたが、京都市の答えは、「同居申請の手続きがないからダメ」でした。そもそも住民説明会で「代々住める」と言ったのは誰なのか! 京都市ではないか! 京都市に盾つき裁判まで起こした報復に、元々のBさん名義の部屋まで取り上げて、露頭に放り出そうとする京都市を絶対に許せない。
全水同盟拡大目指して、団結して闘おう!
 京都市と背負っているものが違うBさん、自分の「50年史」をかけて弾劾し、証言したBさんに対して、反対尋問に立った京都市の弁護士は、Bさんの気迫に圧倒され、ほとんど何も聞けませんでした。京都市の狙いは、申請不備をあげつらい、家賃を値上げして、住民を根こそぎ追い出すことです。ヒト・モノ・絆の更地化です。力を合わせて団結すれば、更地化を止めることはできる! 「住宅問題は自分だけの問題ではない」(Bさんの言葉)とあるように、今の安倍政権が戦争に向かうための労働者住民への総非正規化=社会保障制度解体攻撃です。その労働者の闘いの最先端に東三条・崇仁の闘いは位置します。3月28日の判決日に向かって、更に全国水平同盟は攻勢的に打って出よう!(京都・朝霧広巳)

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