動労神奈川先頭に、環境アクセス弾劾し小田原で集会・デモ
動労神奈川と神奈川労組交流センター、国鉄闘争全国運動・神奈川が主催して3月19日に小田原で春闘集会が開かれ、80人余が結集した。JR東日本の子会社・東日本環境アクセス小田原事業所による動労神奈川の時廣慎一組合員に対する解雇に決定的な反撃をたたきつけた。
国鉄闘争全国運動・神奈川の二本柳実事務局長が基調を報告し、京大反戦スト弾圧の6学生を奪還したことと、動労千葉がCTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪を阻止したことの勝利を確認し、①東日本環境アクセスへの徹底弾劾行動に立つ、②国鉄新署名で反転攻勢に打って出る、③韓国・民主労総との国際連帯で戦争を絶対阻止する、④動労総連合を軸に労組拠点を建設する、と鮮明に方針を提起した。
記念講演を動労水戸の辻川慎一副委員長が行い、「学生が戦争反対を訴え、労働者が解雇撤回を闘うことを『犯罪』にデッチあげる世の中は腐りきっている」「金もうけのために労働者の誇りも命も奪いとるブルジョア社会の劣化・崩壊は明らかだ」「労働者の階級性を発揮し、階級の指導部になることが革命の核心だ」と訴えた。
これに応え、動労神奈川の中村幸夫委員長が「解雇撤回を闘い組織拡大に挑戦する」と宣言。桑原豪臣組合員も資本に負けない自信をみなぎらせ、時廣組合員は「『石の上にも3年』の気持ちで粘り強く闘う」と揺るぎない決意を述べた。
国労闘争団の成田昭雄さんが「動労神奈川の青年と最後まで闘う」と述べ、湘北合同労組委員長は「非正規にとって春闘は3月雇い止めとの死活をかけた攻防だ」と強調した。合同労組かながわ、自治労、郵政の労働者、病院労組、福島とつながり避難・保養活動を続ける平塚の仲間、婦民全国協相模原支部の発言が続いた。三浦半島教組の労働者は「非正規職や青年とつながる情勢に転換し始めた」と執行部役員選挙戦を総括した。
動労神奈川支援共闘事務局が支援共闘の拡大を呼びかけ、神奈川労組交流センターの西田貴広共同代表が「動労神奈川の団結が神奈川全体の団結をつくり出した。国鉄闘争を軸に組織拡大と拠点建設に全力で挑戦しよう」と集会をまとめた。
集会後、小田原駅を一周するデモに出た。東日本環境アクセス小田原事業所前で解雇撤回の怒りのこぶしを突き上げた。(K)
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