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三多摩春闘集会 日機などがスト報告 7月選挙戦へ総決起誓う

20160414b-1.JPG 4月10日、八王子市内で「生きていける賃金よこせ!非正規職を撤廃しろ!ストライキで社会を変えよう!4・10春闘集会」を開催し、40人の結集で成功をかちとった。
 主催者あいさつでは、日本機械工業労組の山口弘宣書記長が登壇。「新自由主義の攻撃に対して労働者はストライキで社会を変えよう。戦争情勢に対してゼネストで闘おう」「資本は他者を蹴落としてでも自分だけが生き残ろうとする。それに比べて労働者は団結を求めている。労働者は自分たちが闘うために労働者の党を求めている。選挙闘争を通じて、安倍や新自由主義を倒すために新しい労働者の党をつくろう」と訴えた。

 動労千葉共闘部長・渡辺靖正さんがストライキ報告。「動労千葉は、3月に2波のストライキを闘い、CTS(千葉鉄道サービス)による就業規則改悪を阻止した」「CTSは従業員のダブルジョブを認めている。これは食っていけない賃金だということを会社自身が認めているということだ。これに対し、冗談ではないという怒りが職場にはある」「新たな十万人署名は、不当労働行為を認めながら職場には戻さないという最高裁決定に対して、『職場に戻せ』とJRに要求する署名だ」「どんな職場でも労働者の気持ちは同じ。ともに闘おう」。
 続いて、日本機械工業労組のストライキ報告。ストとその前後の資本との攻防を記録した力強いDVDが上映された。「『賃金の構造維持分さえも払えない』という資本に対して、『生きさせろ』と労働者の怒りが爆発した」「組合員全員が参加できる闘争にしたことが重要」「日機のストは、動労千葉など全世界の労働者の闘いと連帯する闘いとして闘われた」と報告。
 スト報告の最後に全学連の斎藤藤郁真委員長が立ち、京大バリスト弾圧粉砕の勝利報告と選挙戦への決意が語られた。斎藤委員長は、「京大バリストでわかったことは、ストライキへの学生の圧倒的な支持があったことだ」「6学生への弾圧に対して、学生奪還署名が2500筆も集まったことは、権力が力負けしたことを示している」「僕らが折れなければ、必ず情勢は切り開かれる」。さらに「いま学生は講義を3回欠席すると単位がもらえない」「学生がこの数年来毎年1000人自殺している」と述べ、「フランスでは非常事態宣言下で120万人がスト・デモに立ち上がっている。ここでも契機は学生のバリケードストライキだ」「闘って社会を変えよう!この半年で情勢をガラッと変えます。7月衆参同日選挙戦に立つ」と力強く訴えた。
 続いて福祉労働者が、広島で起きた入居者死亡事故で「犯人」にデッチあげられた青年労働者の無罪要求署名を訴え、郵政非正規ユニオンが、この間の「有期雇用から無期雇用への転換」について、「その中身は、一生無権利のまま非正規でいろというものだ」と怒りを込めて暴露した。
 多摩連帯ユニオンから、新たに組合加入して分会を立ち上げたタクシー労働者を紹介。大手タクシー会社に勤める分会長は「タクシー業界はむちゃくちゃな労働条件の下で労働者を働かせている。自分は労働組合の経験はないが、これから全力で闘う」と決意を述べた。民間交運の労働者から「碓氷バイパスでのバス事故は、新自由主義が起こした事故。賃金は低く、数日間走りっぱなしは、当たり前。もうけ優先の社会を変えなければ」と発言。最後に団結ガンバローを三唱し、全参加者が職場拠点建設と7月選挙戦への総決起を誓った。(多摩連帯ユニオン・K)

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