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動労総連合・九州 解雇者を元の職場に戻せ! 株上場を弾劾し JR九州本社にデモ

20161013a-1.JPG 10月2日、動労総連合と動労総連合・九州は「10・25JR九州の株上場反対! 1047名解雇者をJRに復帰させろ」という横断幕を掲げ、JR九州本社弾劾行動に決起した。今年2月の動労総連合・九州結成以来の初めてのデモである。
 デモ隊は、真夏日のような猛暑の中、組合旗やのぼりをはためかせ、JR九州本社を直撃するデモに立った。動労総連合・九州の羽廣憲委員長が本社前でマイクを握り抗議の声を上げ、JR九州本社ビルを取り巻く一周デモを貫徹した。解散地では、石﨑義徳執行委員が「本日の闘いは国鉄分割・民営化反対を貫く闘い。本当にご苦労さまでした」と総括のあいさつをした。

 デモに先立ちJR博多駅前で宣伝戦が行なわれ、その後、音羽公園に移って決起集会が開かれた。集会で羽廣委員長は、「JR九州の株上場で、これまで以上に鉄道の安全がなおざりにされる。熊本震災で脱線した九州新幹線はなんの安全対策もとられないまま運行されている。九州の駅の3分の2が無人駅化され、ローカル線の切り捨ても狙われている。なによりも業務外注化、非正規化が一気に拡大され、JRで働く労働者が犠牲にされ団結破壊が進む」と厳しく断罪した上で、「国鉄1047名解雇問題を不問にすることは絶対に許されない。昨年の最高裁の動労千葉判決で不当労働行為が認められた以上、私たち解雇者をJRに戻すのが当然だ」と訴えた。そして「きょうの闘いを11月日韓連帯行動の大高揚に結びつけ、労働法制大改悪、戦争と改憲をとめよう」と力強く呼びかけた。
 動労総連合の川崎昌浩書記長(動労千葉)は、「昨年の最高裁が不当労働行為を認めたことは重大。JRは当然、解雇者をJRに戻さなければならない」と訴えた。動労西日本の岡崎昭夫執行委員は「JR西日本の三江線廃止が北海道、九州のローカル線廃止の突破口になっている」と指摘し、団結して闘おうと呼びかけた。レイバーユニオン福岡が、「戦争が迫っている」「この闘いを突破口に11月日韓連帯行動に決起しよう」と同労組の声明文を読み上げた。
 翌3日、動労総連合と動労総連合・九州はJR九州本社に団交を申し入れた。JR九州は入り口に職員を配置し、「組合員名簿を出せ! 出さなければ入れない」と団交申し入れ行動そのものを妨害・阻止してきた。羽廣委員長、石﨑執行委員、川崎書記長らは、怒りもあらわに団交申し入れ文を読みあげ、1時間にわたり徹底抗議を行なった。(九州 A)

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