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“国賀同志の遺志継ぐ” しのぶ会に90人が集い決意

20161027g-1.jpg 10月16日、90人が大阪・泉佐野市のホテルの大広間に集い、「国賀祥司を偲(しの)ぶ会」が盛大に行われました(写真)。主催は、関西新空港絶対反対泉州住民の会、関西合同労組泉州支部、国賀事務所です。
 司会の関西合同労組泉州支部執行委員長の西村美由紀さんが、「市議会議員はいなくなりましたが、私たち労働者一人ひとりに力があります。団結して国賀さんがやろうとしたことを全員で引き継いでいこう」と偲ぶ会の趣旨を述べました。

 黙とう後、家族があいさつしました。「3年前、食道がんがわかった時は余命半年と言われ、本当にショックを受けましたが、今度(14年)の選挙は千代松市長と対決するために、なんとしても勝ちたいと言っていました。当選できて本当に喜んでいました。7月24日の関西新空港反対闘争での渾身(こんしん)の基調報告をした姿は忘れません。関空反対、戦争反対の遺志を引き継いでがんばります」
 国賀さんの30年間の闘いの軌跡をスライドで振り返り、こくが祥司と語ろう会代表・井上敏幸さんが「語ろう会は今日をもって終わりますが、闘いを続けていこう」とあいさつしました。
 身近でともに闘ってきた泉州住民の会と国賀事務所のメンバー、関合労本部が思い出と決意を語りました。革共同代表は「国賀さんの存在と闘いは本当に大きかった。朝鮮戦争が切迫し、労働者の総非正規職化が進められている今、国賀さんの遺志を継いで労働者を虫けらのように扱う社会の変革と一体で関空闘争を爆発させよう」と述べました。
 動労千葉からのメッセージ紹介の後、全国水平同盟西郡支部の人びとは「住宅追い出し、更地化との闘いに国賀さんはいつもかけつけ力になってくれた。末光選挙の時はいろいろ教えてもらった。軍事空港絶対反対を貫いた国賀さんの生き方に続く」と語りました。
 地元の多くの人びとが感謝の言葉と「裏切らず団結して、を肝に銘じたい」「関空で働いているが仕事はきつい。活動をがんばる」と決意を述べました。数千の怒りと結びついて軍事空港反対を先頭で闘った国賀さんの生きざまが浮き彫りになりました。
 ス労自主の上村敏行さん、関生議員ネットの戸田久和さん、山下慶喜さんが参加。戸田さんは「権力、カクマル、利権屋などの弾圧や妨害の中で8期も闘い続けた。投票用紙押収は違憲をかちとり、市の集会場使用禁止を打ち破り判例としてきた。闘いは歴史に残る」とたたえました。
 住民の会と関合労が会への結集と11月集会―共同行動への参加を呼びかけ、団結ガンバローで会を終えました。
 この間われわれは、30年間の支援に感謝しともに闘おうと訴えるビラと国賀同志の追悼文が載った『前進』を数千人の支持者に配布しました。偲ぶ会をもって関空闘争の発展、戦争阻止、拠点労組の建設、ソビエト建設―革命への新たな闘いに踏み出しました。(革共同南大阪地区委員会)

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