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東京・立川 〝帰還強制と対決を〟 11・6へ杉井医師が講演

20161027f-1.JPG 10月23日、東京・立川市内で「福島の子どもたちへの甲状腺検診打ち切り反対! 原発事故避難者への帰還強制反対! 国際連帯で戦争とめよう!」を掲げ、「安倍の改憲許すな!10・23集会」が開催された。主催は「戦争絶対反対!許すな改憲!大行動・多摩」で、集会と懇談会に延べ138人が結集した。

 集会のメインは国分寺の本町クリニック院長、ふくしま共同診療所医師の杉井吉彦さんの講演だ。杉井さんは冒頭、原発再稼働慎重派が勝った新潟県知事選に触れ「意識が変化している」と指摘。その根底にある福島の現実をスライドで示し、新たな帰還強制と被曝との対決を訴えた。
 中でも強調したのは、安倍や福島県、県小児科医会らによる甲状腺検査打ち切り策動だ。福島県は、事故当時18歳以下の全員を対象とした甲状腺検査の同意確認書に、今回初めて「同意しません」という欄を設けた。「受けなくてもいい」というのだ。がんの多発に震え上がり、「検査のデメリット」を絶叫して「検査の必要はない」とあおっている。杉井さんは、これを「恐るべき話だ」と弾劾。「その狙いは、統計上成り立たなくして因果関係を否定する、事実上の打ち切りだ」と断罪した。最後に「すべての人びとの心で支えてほしい。何十年続くが、私も医者人生をかけて診療をやっていく」と結んだ。
 次にNAZEN事務局長の織田陽介さんが保養活動を報告し、「保養は奪われたものを一緒に奪い返していく運動。一緒にやろう」と訴えた。

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