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三里塚農地法裁判 上告棄却弾劾し会見 市東さん「体張って闘う」

20161031c-1.JPG 10月27日、三里塚芝山連合空港反対同盟は、最高裁による農地法裁判上告棄却に対し、記者会見を開いて弾劾声明を発表した。「強制執行」の脅しを伴った超反動的決定を許さず、市東孝雄さんの農地を実力で守ることを宣言した。
 午後1時、天神峰の市東さん宅離れを会場に、マスコミ各社記者約20人が反対同盟の第一声を報じるため身を乗り出す中、太郎良陽一さんの司会で会見が始まった。

 反対同盟事務局を代表し、東峰の萩原富夫さんが「弾劾声明」を読み上げた。「最高裁第3小法廷大谷剛彦裁判長は、10月25日付『上告棄却』決定を下した。これは最高裁による強制収用宣言であり、断じて許されない暴挙である。われわれは、強制収用阻止へ断固として決起することをここに宣言する」
 続いて葉山岳夫弁護士が、反対同盟顧問弁護団声明を読み上げた。「最高裁は、憲法違反の空港会社(NAA)、千葉県の各所業を是認し、御用機関に堕し、憲法の番人たる使命を放棄した」と厳しく批判し、農地収奪と全面対決する決意を明らかにした。
 カメラのシャッター音が鳴り響く中、市東さんが落ち着いたたたずまいで語り始めた。「けっして良い結果が出るとは思っていませんでした。しかし最高裁までがこういう形でやってくることは、絶対に許せないし認められない。もし農地に手を出してくるなら、体を張って闘う。耕作権裁判にも取り組みながら、私はここで農地を守り闘っていく。それが自分の生き方です」
 飾りのない言葉に表された市東さんの闘志が、この場の空気を完全に支配し、記者たちも一心にペンを走らせた。
 質疑応答に移り、葉山弁護士はあらためて、NAAの違法や矛盾した主張を不問にして下された上告棄却を弾劾した。特に、①偽造された「同意書」「境界確認書」による南台の賃借地の場所特定のデタラメ、②天神峰の畑に立つやぐら・看板などの所有者問題でのNAAの混乱を指摘し、これらを放置したままの土地明け渡し強制執行は法を踏みにじる大暴挙であると強調した。
 また、もう一つの農地裁判である「耕作権裁判」が一審千葉地裁で続くことで、NAAがもくろむ「への字誘導路の直線化」は当面実現不能であることを指摘した。
 萩原さんは反対同盟の方針として、第3滑走路計画に怒る地元住民と結合し、沖縄の辺野古・高江での闘いに連帯して、「強制執行許すな!」の声を全国に拡大することを明らかにした。
 また市東さんは各社記者に、「私がただ空港に反対しているだけでなく、NAAの数々の悪質な違法・無法に憤っていることを具体的に書いてほしい」と訴えた。
 会見終了後も個別に記者からの熱心な質問が続いた。支援連はこの日夕刻、京成成田駅前での情宣活動に立ち、反対同盟の弾劾声明を載せたビラ500枚を配布した。
 反対同盟が即座に発した大反撃の号令が熱い反響を呼び、国家権力とNAAに打撃を与えている。反対同盟とともに11・6労働者集会に大結集し、日本の誇るべき労農学連帯の力を示し、市東さんの農地を守り抜こう。軍事空港建設と農業破壊へと突き進む安倍政権を打倒しよう

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