5・1広島メーデー行動、青年を先頭に、勝利の展望はここにある!
労働者・民衆の国際連帯で、安倍倒せ!共謀罪粉砕!朝鮮戦争絶対止める!
5月1日、動労西日本と広島連帯ユニオンが呼びかけ、「朝鮮戦争阻止!つぶせ!共謀罪 戦争と労働改悪の安倍を倒せ! 5・1広島メーデー」をかちとりました。
午前11時半、広島市役所近くの国泰寺公園に集合し、昼休みの市内中心部を縦断するデモ行進に出発。広島連帯ユニオン、労組交流センターの若い組合員が先頭に立って、「朝鮮戦争絶対反対! 共謀罪をぶっつぶそう! こんな社会はひっくり返そう!」とシュプレヒコールを上げ、「それ行けカープ」の替え歌で『戦争反対!守ろう命!』と歌い、元気あふれるデモに沿道の労働者市民、青年から激励がありました。すれ違った県労連のデモ隊も圧倒し、エールが送られる場面もありました。
デモ後のメーデー集会には40人が参加し、連帯あいさつを全学連大会襲撃弾劾国賠弁護団の新川登茂宣弁護士と、安芸太田町議選に勝利した婦人民主クラブ全国協広島支部の大江厚子さんからうけました。昨年の8・6広島と今年3月の国際婦人デー広島行動に参加した、韓国・テグの城西(ソンソ)工団労組委員長・キムヒジョンさんからのメッセージが紹介されました。「全世界の労働者よ、団結せよ!日韓労働者は団結・闘争しよう! サード反対、戦争反対、労働改革に反対、安倍打倒!」という熱い国際連帯の呼びかけでした(別掲)。
広島連帯ユニオンの宮原亮さんが基調提起を行いました。「朝鮮戦争、世界核戦争に向かって安倍・トランプの戦争挑発が繰り返される中、学校現場や自治体はじめ労働現場と生活の隅々まで戦争が入り込んできている。労働者一人一人が例外なく戦争への立場、生き方を問われている。日本の労働者は必ず階級として覚醒する。職場・地域で戦争絶対反対を訴えるわれわれの存在が決定的だ。共謀罪は、労働組合・反戦運動つぶしの攻撃、絶対阻止しよう!動労西日本、広島連帯ユニオンの3月ストライキ、解雇撤回労働委員会闘争、安芸太田町議選の勝利のように絶対反対と団結拡大でたたかおう。7月都議選に勝利し、8・6ヒロシマ大行動を朝鮮戦争・核戦争を阻止する国際連帯の闘いとしてかちとろう! 戦争と労働改悪の安倍を、国鉄決戦で打倒しよう!」と提案されました。
広島大学自治会の森田委員長より、沖縄闘争に初参加する新入生への闘争カンパが呼びかけられ、往復旅費分が集まりました。続いて各職場・労組から感動的な発言が続きました。
動労西日本の大江照己委員長は、「五日市駅のサービス残業の強制に対して、スト権を確立し、団体交渉に臨む」と職場から闘って組織拡大をかちとる決意を述べました。広大生協労組は参加者が全員登壇し、8・6ヒロシマ大行動実行委員会事務局長でもある谷口恭子書記長が、「戦後焼け野原の中で闘って来た被爆者の思いを引き継いでいくのは私たちだけ。職場の中にマルクス主義で闘う仲間を作っていく」と力強くアピール。高陽第一診療所労組の森末一義委員長は、春闘回答書で「団交を暴力で強要された」とでっち上げ、共謀罪攻撃の先兵に転落した理事会を弾劾し、朝鮮戦争と医療福祉をめぐる新自由主義の攻撃に絶対反対を貫き組織拡大でたたかうと発言。連帯ユニオン草津病院支部の金光美智子組合員は、「働くことで身体を壊す現実、病院の合理化、賃金削減の中、闘う仲間と共にここに存在することで真実と本質を見抜き、自分は変わってきた。私が労組委員長になる決意を固めた」と述べ、拍手がわき起こりました。労組交流センター自治体部会の仲間は「目の前で過労死自殺が起こっている。敗北主義に陥り、労働者を蔑視する幹部を一掃し、動労千葉のような組合にする」と決意を表明。さらに三菱広機分会の発言が続きました。
「治安維持法の再来=共謀罪成立を絶対に阻止しよう!」という集会決議を上げ、連帯ユニオンの壹貫田康博書記長が行動方針を提起。5月沖縄闘争、福島町での星野絵画展と狭山集会、6・11国鉄集会、都議選、8・6へ、自分自身を一変させる飛躍を勝ち取ろうと訴え、最後に力強く団結がんばろうを行いました。
青年とともに、闘うメーデーをよみがえらせ、私たち労働者・民衆の団結と国際連帯の勝利を展望できる行動でした。(投稿・高陽第一診療所労組書記長・矢田三恵)
城西(ソンソ)工団労組委員長キムヒジョンさんからのメッセージ
大邱(テグ)の城西(ソンソ)工業団地労働組合委員長キムヒジョンです。広島連帯ユニオンの仲間をはじめ、日本の同志の皆さんの闘争に挨拶します。トゥジェン(闘争)!
韓国では幸いなことに、朴槿恵を拘束しました。延べ数千万人のキャンドルの力は大統領だけでなく、パククネゲート関係者をほとんど拘束させました。キャンドル抗争の力は本当に巨大だと思います。ところで安倍とトランプはどうでしょうか(笑)。
朴槿恵は拘束されましたが、世界的な経済危機の中で、もう一人の朴槿恵は、いつでも誕生の機会をうかがっています。日米韓の労働者が一堂に集まって連帯することができる日が来ると本当に良いと思います。
ここ数日ソンジュ(星州)は戦場です。警察と軍人8千人が、ソンジュに集まった労働者民衆とソソンリ(星州郡韶成里)の住民を追い出しサードを配備しました。毎日の闘争過程で失神して運ばれる人が増えています。昨日警察はタンクローリー搬入阻止の過程で子どもが乗った自家用車をハンマーで壊し、強制的に引き出すこともありました。80歳を超えるソソンリのハルモニは、生涯朴槿恵をはじめとする保守右翼政党を支持してきた方です。この方は「サードのおかげで、味方と思っていた米国がどのように悪い国なのか分かるようになった」と言います。「不法なサードは退け! アメリカの警察は退け!」というスローガンが今日もソンジュ・ソソンリに満ちています。
米国は自分たちの利益のために韓半島に戦争の脅威を加重させるサード配備を強行しました。韓国内親米、親日派を背景に、思ったより簡単にサード配備に成功しました。その後、トランプはサードのコストとして10億ドルを出せと言っています。
「サードを米国に持って帰れ」というソンジュと韓国の労働者民衆の声を代弁しなければならないはずの大統領候補は、「国会の批准手続きを経なければならない」とか「サードを配備すればむしろ平和的になる」などと言っています。誰が大統領になっても本当に韓半島に平和をもたらすことができるのは、労働者と民衆の闘争しかないと思います。
つい数日前、起亜自動車労働組合で総会が開催され、正規職と非正規職労働者を分離するのに72%が賛成して、最終的に正規職労組、非正規職労組2つに分離されました。派遣法と期間雇用で非正規職がさらに盛んに増えているこの時に、正規職労組がしてはならない深刻な行為をしたと思います。今日で18日目となる光化門広告塔での断食高空座り込みを続けている6人の解雇された労働者を考えると、起亜自動車労組の仲間たちの背信行為が骨にしみます。しかし、いつか正規職も非正規職労働者と一緒に団結して闘争しなければならないという事実を認識することでしょう。それは、労働者階級に生まれた運命のようなものであるからです。
今日は、世界メーデーです。米国のシカゴの労働者が8時間労働制を要求してストライキを行ってから127年経ちました。それから、私たち労働者の闘争は、どう発展してきたでしょうか。
同志のみなさん。闘う労働者が勝利するということ、広大生協労組、動労西日本の外注化反対闘争、山陽測器解雇撤回闘争の仲間たちの闘争も必ず勝利すると確信しています。
安倍政権の「働き方改革」「共謀罪」は、より多くの非正規職の量産、何も考えず奪われて生きていく習慣が作られ、より多くの利益を資本家に合法的に帰すための装置です。これは、労働組合と労働運動をさらに萎縮させることになり、労働組合を作ることに苦労することになるでしょう。しかし、広島の仲間たちの教訓のように「闘争すれば、必ず勝利する」ことができると思います。
一方で、安倍政権の労働改革は死んでいく資本主義の寿命を少し延長させるものです。 30-40年前の先輩労働運動家たちが疲れることなく闘争している日本の労働運動は、いつの日か後輩労働運動と出会い、安倍政権をはじめとする資本主義政権を一気に追い出す日が来ると思います。
全世界の労働者よ、団結せよ!
日韓の労働者団結闘争、サード反対、戦争反対、労働改革に反対、安倍打倒!
テグでは午後2時、世界メーデー大会が開かれます。距離は遠いですが、連帯の心を共にします。トゥジェン!
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