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植木団地廃止させない 大阪地裁が結審 組合員が陳述

20170814c-1.JPG 8月3日、大阪地方裁判所第2民事部(三輪方大裁判長)で、植木団地裁判(植木団地使用不許可決定取消請求訴訟と植木団地明渡等請求訴訟を同時審理)が行われました。
 2年半にわたって高槻市の不正義性と不法性を暴ききった植木団地裁判闘争は結審し、来る12月13日に判決が言い渡されることになりました。
 裁判には、植木団地の組合員が勢ぞろいし元気に出廷した。そして傍聴席を埋めた関西各地から駆けつけた支援の労働組合・労働者を前にして、S組合員が結審に当たっての意見陳述を堂々と行いました。

 「高槻市の態度は、40年以上にもわたって植木団地を拠点に働く労働者と家族を、植木団地造成以前の劣悪な労働環境、生活状態にたたき込むことになっても知ったことではない、高槻市の決定に逆らうな、というものです」
 「高槻市は、植木団地を廃止する理由は、『植木団地跡地をゲリラ豪雨や大地震に備える防災拠点にするから』としているが、廃止を決定した後から言い出した、植木団地廃止の不当性を隠蔽(いんぺい)するための言い逃れにすぎない」
 「植木団地の闘いは、わずかな銭金や見返りを求めた闘いではありません。一生懸命働く労働者とその家族を『命より金もうけ』のために路頭に放り出し、虫けらのように扱う高槻市と大資本に対し、労働者としての、人間としての誇りを守り、取り戻す闘いです」「『戦争反対! 安倍を倒せ!』は今や天の声、地の声となって燃え上がっています。私たちは、地域や全国・全世界の労働組合・労働者と団結し、労働者階級の分断を打ち破る『団結の砦(とりで)』として、この社会を根本から変えるために勝利をめざして闘い続けます」
 S組合員の勝利の確信と決意に満ちた意見陳述に対し、全員が圧倒的な拍手で応えた。
 裁判終了後の総括集会では、弁護団、植木団地の組合員、支援する労働組合などの代表が発言しました。とりわけ、「判決の内容は問題ではない。団結を守り最後まで闘いぬこう」と事前の会議で一致して裁判に臨んだ植木団地の組合員全員がすがすがしく力強い決意を表明しました。
 12月13日の判決に総結集し、17〜18年改憲阻止決戦と一体の闘いとして戦闘的に闘いましょう。
(北摂労働組合交流センター・上園耕作)

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