11・5大結集へ各地で決起 那覇 沖縄労働者集会 職場・基地に団結を
10月22日、「71年沖縄ゼネストを検証する-10・22沖縄労働者集会」が那覇市で25人の結集で開催されました。国鉄闘争全国運動・沖縄が主催し、当時のゼネストを闘った基地労働者、教育労働者、全電通労働者が発言しました。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人で北中城村議会議員、当時全軍労の宮城盛光さんが開会のあいさつを行いました。
当時全電通の金城幸男さんが、「71年沖縄ゼネストを検証する」と題して問題提起を行いました。金城さんは、ロシア革命ではゼネストが革命につながったことを明らかにし、ゼネストは革命の問題であることを提起し、1971年11・10ゼネストが基地労働者(全軍労)を先頭に闘い抜かれ、右翼との激突を通してゼネストへと上りつめていった様子を、当時の集会・デモの様子の写真や新聞記事、また手作りの地図などを用いて生き生きと語られました(写真)。また今日の青年労働者の置かれている現実、とりわけ非正規職の増加に対して、「当時とは違う形であっても、ゼネストは可能である」という提起がなされました。
金城さんからの提起を受けて、後半のシンポジウムでは、基地労働者から、「2・4ゼネストの挫折から5・19-11・10ゼネストに至る過程こそ、青年労働者が先頭に立って、自らの階級的意識を目覚めさせ、基地の中でストライキを打てるような労働組合をつくっていく過程でもあった」と語られました。また教育労働者からは、当時分会を軸にした闘いと、教職員組合と一体で高校生もデモに立ち上がったことが報告されました。
また金城さんから、「今もなお獄中にいる星野文昭さんのことを思うとき、沖縄の二つのゼネストはまだ終わっていない」と提起されました。沖縄全島ゼネストは、まさに今現在の問題です。韓国の民主労総が中心軸となってパククネ政権を打倒したゼネストのように、辺野古への新基地建設を強引に進める安倍を打倒する道もここにあることが明らかにされました。
最後にまとめとして、IJBS労組の仲宗根光洋書記長が、「今の沖縄の現状は、『復帰』前のようになっている。ゼネストで闘うしかない。職場や基地の中から団結をつくりだして闘おう」と呼びかけました。
(沖縄 M)
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