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動労千葉 CTS本社に抗議 生活できる賃金払え

20180419a-1.JPG 4月12日午後6時、動労千葉はCTS(千葉鉄道サービス)本社への抗議行動に立った。CTS組合員を先頭に、JR本体の組合員も多く参加した。
 CTSの労働者には低賃金が強制されている。動労千葉は団体交渉で、労働者への賃上げ、深夜早朝手当の改善、契約・パート社員への扶養手当の支給、60歳以降の基本給を68%にする大幅賃下げの取りやめなどを要求してきた。
 3月14日の団交でCTSは「原資がない」と賃上げや手当の改善について拒否した。しかし、CTSはJR東の100%子会社であり、JR東は最高益を更新し続けている。それは子会社との契約金を切り縮め、労働者に低賃金を強制することで成り立っている。この現実と対決する春闘後半戦は、第3の分割・民営化との闘いそのものだ。

 動労千葉の川崎昌浩書記長は「JRから天下った幹部連中は年間1千万円近い給料をとって、現場の労働者には月十数万円しか払わない。労働者と雇用契約を結んでおきながら、生活できない賃金しか払っていない。ふざけるな!」と弾劾した。
 また、手当の改善と、60歳以上の賃下げをやめるように求めて、4月6日に千葉県労働委員会にあっせん申請したことを報告した。
 CTS組合員が前に並んで「職場ではみんなが『こんな賃金では生活できない』と怒って騒ぎまくっている」「僕らも動労千葉の一員として全力で春闘を闘っていく」と胸を張って訴えた。CTSの組合員が所属する幕張支部、京葉支部、木更津支部がともに闘う決意を述べ、千葉運転区支部、千葉機関区支部も連帯のあいさつを行った。
 午後6時30分、CTSとの団交に向かう組合員を全体の拍手で送り出した。
 職場全体の闘いでほとんどの労働者が無期転換をかちとったが、月十数万円の賃金しか支払われないという条件は変わっていない。JRとCTSでの組織拡大、生活できる賃金の獲得へ闘いが続いている。
写真動労千葉の春闘後半戦で、CTS本社前に50人が集まり賃上げと手当の改善を要求した(4月12日 千葉市)

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