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JRダイヤ改定に各地で反撃 動労千葉 習志野運輸区で乗務員スト

 行動で青年に訴え

JR東日本は千葉支社管内では習志野運輸区をモデルに乗務員に極限的な労働を強いようとしている。動労千葉はその習志野運輸区前で抗議行動に立った。乗務を終え、または乗務に向かうために通行する労働者は笑顔で組合員に応え、ストへの共感を示した(3月15日)

動労千葉は3月15~16日、ダイヤ改定と改悪された乗務員勤務制度の中止を求め、習志野運輸区で本線運転士がストライキに突入した。今回のダイヤ改定でJR東日本は、泊まり勤務で津田沼―中野間を4往復する長時間行路を設定した。乗務員に極限的な労働強化を強いるものだ。
15日午後4時、習志野運輸区前で抗議行動が行われ、動労千葉組合員や支援が結集した。ストに突入した津田沼支部の相馬正利支部長が、「今回のダイ改で乗務キロも拘束時間も増え、生身の人間のやる労働ではなくなっている。その怒りを込めてストライキに突入した。私は来年定年を迎えるが、このストは私が若い人たちに残す最後のメッセージだ」と発言した。
午後6時から千葉市内で動労千葉総決起集会が行われた。開会あいさつで関道利副委員長が、JRとCTS(千葉鉄道サービス)を貫く組織拡大でダイヤ改定に反撃しようと訴えた。
川崎昌浩書記長が基調提起を行い、この日、JR東日本が「所定昇給額の6分の1、平均1050円のベースアップ」という低額の賃金回答を出してきたこと、JR貨物の賃金をめぐり貨物協議会が現在も粘り強く交渉を展開していることを報告した。そして、CTSでの大幅賃上げ獲得へ、春闘を継続して闘う方針を打ち出した。また、改悪された乗務員勤務制度に職場から抵抗を重ねて粉砕に追い込み、今後本格化する外注化攻撃に組織拡大で反撃しようと声を強めた。
津田沼支部の相馬支部長が発言に立ち、「今回設定された行路は若い人でも体が持たない。このままでは乗務中に倒れるか、重大事故が起きる。今日のストは、若い人たちに動労千葉の闘う姿を示すためのストだ」と、この日の闘いにかけた思いを語った。
 木更津で組織拡大
木更津支部の花崎薫支部長が、CTS木更津事業所で組織拡大をかちとったと報告した。会場から大きな拍手がわいた。ついにこじ開けられた動労千葉の組織拡大は、階級的労働運動の復権に向けての号砲だ。
千葉運転区支部、千葉機関区支部、幕張支部、青年部の決意表明が続いた。
集会をまとめた田中康宏委員長は、「このストは、人間の限度を超えるような労働を続けなければならない青年に、今、声を上げなくていいのかと問う闘いだ。これを組織拡大につなげてこそ、ストは勝利したと言える」と述べた。そして、「木更津で始まった組織拡大は必ず次の展望につながる」と強調した。また、今春闘は安倍政権や資本が「労働組合のない社会」にしようとたくらむ歴史的攻撃の中にあると指摘して、「非正規だけの社会をつくらせない、改憲・戦争を許さないの二つの旗の下、労働運動をよみがえらせよう」と呼びかけた。
動労千葉はさらなる組織拡大をかけて、春闘後半戦に向け闘いぬいている。

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