時廣書記長を職場に戻せ 動労神奈川 定期大会で団結固め
6月15日、小田原市内で動労神奈川第5回定期大会を開催し、支援の仲間とともに、闘う団結をうち固めました。
動労神奈川の闘いは、非正規職の青年労働者がJRの外注化された職場から立ち上がり、JR本体の労働者と団結して第3の分割・民営化攻撃を打ち破ろうとする闘いです。
大会は議案提起や討論などを青年が中心になって牽引(けんいん)しました。この1年間の、JRと環境アクセス(JRの外注化先の清掃会社)との激しい攻防に勝ちぬいた自信にあふれる大会となりました。
中村幸夫委員長は「組織拡大へがんばります。動労神奈川が団結して闘っていく中で、それは必ずできる」と訴えました。
「時廣慎一書記長の解雇を撤回し、契約社員として職場に戻せ」と闘ってきた労働委員会闘争に対して、5月29日に神奈川県労働委員会が命令を出しました。労働委は、アクセスが時廣書記長を手取り月13万円のパートから、月4万円の賃上げになる契約社員へ転換しなかったことを不当労働行為であると認定しました。しかし、時廣書記長の解雇撤回は認めないという許しがたい不当命令です。
動労神奈川は、2015年12月の時廣書記長の解雇に対して、16年8月から労働委員会闘争を闘ってきました。時廣書記長が率先して発言に立ちました。職場で起こる雇い止め、パワハラ、退職強要で仲間が悔しい思いで職場を去っている現実に「自分だけの問題じゃない。職場の仲間みんなの問題だ」と解雇撤回闘争を位置づけ、労働委員会闘争について「闘ってよかった。だけど、認められない命令だ。職場に戻せ」「会社に対してわれわれの旗色がよくなった。仲間に『動労神奈川と一緒にとどめをさそう』と訴える」と決意を語りました。
桑原豪臣副委員長は、昨年4月に無期転換の権利を得たが、アクセスが引き伸ばそうとしたため、団交と職場の闘いで無期契約をかちとった勝利を報告しました。さらに、今年3月16日のストライキに職場の多くの仲間は共感し「頑張ってください」と激励し、スト当日のビラは職場のみんなが読んだこと、一方で管理職はビクビクしていることなど、職場の生き生きとした闘いを報告しました。
定期大会に先立って支援共闘の総会が開かれ、動労神奈川とともに闘っていくことを確認しました。
(動労神奈川・三苫昭)
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