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韓国 100万民主労総、労働者大会へ 非正規職撤廃へ闘い続く

トルゲート闘争勝利! ろうそく文化祭で韓国労総を辞めた労働者も一緒に踊る。資本が分断しても労働者は一つだ(10月19日 ソウル)

韓国・ソウルで11月9日、「100万のチョンテイル――労働基本法戦取! 労働改悪阻止! 非正規職撤廃! 社会公共性強化! 財閥体制改革!」をスローガンに掲げる民主労総の2019全国労働者大会が開かれる。ろうそく革命後2年間で民主労総は、新たに組合員21万7971人(19年4月現在)を組織し、100万人を超える組織となった。大幅拡大の軸は、公共部門の非正規職労働者、青年労働者、そして女性労働者だ。
 トルゲート闘争
 韓国道路公社は、イミョンバク政権下でそれまで直接雇用だったトルゲート(高速道路料金所)労働者を非正規職労働者として民間会社に強制配転。所属は変わったが指示・監督は道路公社が継続して行うという違法派遣(典型的な偽装請負)だった。
 今春、道路公社は「正規職化」と称して料金徴収業務を行う全国6500人余りの労働者に子会社への転籍を強要した。これを拒否した1500人が7月1日付で解雇された。平均勤続10年を超える年配の女性労働者が大部分、障害を持った人も多い。
大量解雇に対し6月30日、42人がソウル料金所の上(キャノピー)で高空籠城(ろうじょう)に突入し、7月1日には約300人が大統領府前で野宿籠城を始めた。
大法院(韓国の最高裁)が8月29日、道路公社に対しトルゲート労働者の直接雇用を命じる判決を出した。これを受け9月9日、慶尚北道キムチョン(金泉)にある韓国道路公社本社での占拠籠城闘争が始まった。闘いは民主労総、韓国労総傘下の5労組の共同闘争として続いた。
しかし10月9日、道路公社と韓国労総料金所労働組合が、与党・共に民主党の仲裁で「労働者を分断し共同闘争を壊す合意」を行った。この合意に怒りが広がり、韓国労総を脱退し、民主労総に合流する解雇者が続出している。
合意に反対し、韓国労総から除名された女性労働者は、「闘いを否定的なものと学んで育った。うちの子にもそう教えた。しかしもう違う。悔しかったら我慢するな。不当なら闘え。大義のために抵抗することはすばらしいことだ。私たちは不法派遣労働者だ。道路公社が不正で、私たちが正しかった」と胸を張る。
 大法院判決に従え
 非正規職撤廃闘争の先頭に立つ旭非正規職支会のチャホノ支会長は、全国労働者大会に向かって「1970年にチョンテイル烈士は『勤労基準法を順守せよ』と叫んで焼身した。49年が流れたが、トルゲート労働者たちが『大法院判決を履行せよ』と言って道路公社本社を40日間占拠して闘っている。持てる者は相変わらず法を守らない」と語り、「労働者階級が正規職と非正規職に分断され、非正規職の人生はチョンテイル時代と違わない。トルゲート同志たちと共にチョンテイル烈士の精神を継続しよう」と呼びかけている。

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