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闘いの炎は全世界に広がる 香港で80万人がデモ 警察に一指も触れさせず

「5大要求」のボードを手に80万人がデモ(12月8日 香港)

12月8日、香港で80万人の大規模デモが闘われた。このデモは、12月10日の「世界人権デー」に合わせて設定され、普通選挙などの「5大要求」を掲げて行われた。理工大学の不屈の闘いとその勝利、そして区議選の大勝利の地平の上に警察もデモを許可せざるを得ず、まさに大規模な大衆決起の闘いとなった。
午後3時、デモ出発点のヴィクトリア公園からデモは出発した。デモの最中にも次々と合流してくる人々。大通りを埋めるデモにもかかわらず、膨大な人が集まったために、最後のデモが出たのは午後6時近くとなった。
参加者は「5大要求は一つも欠けてはならない」「昨日のウイグルは今日の香港、明日の台湾」「市民は顔を隠すが、林鄭は心を隠している」などのスローガンを掲げてデモし、また闘争歌の「香港に栄光あれ」を歌いながら集会とデモを闘い抜いた。

「労働者・学生・商店の三つのストと共に広告労働者も進む」と書かれたスローガンを掲げ広告労働者が集会(12月2日)

警察はこのデモへの弾圧を画策し、部分的な衝突もあったが、完全に大規模デモの力が警察権力を圧倒し、闘いは夜まで勝利的に貫徹された。
この前日の7日、理工大闘争の最中に新たに香港警務処長となった強硬派として知られる鄧炳強は、北京で中国共産党中央政治局員で中央政法委員会書記の郭声琨と会談し、香港警察が暴乱を制し、秩序を回復することを第一の任務とすると確認していた。またこの8日の早朝、香港の各所を襲撃して11人を逮捕、拳銃や実弾105発、軍刀などを押収したと発表している。香港警察は中国政府との確認の上で、まさにあらゆる手段を使ってデモを弾圧しようとしたのである。主催者に許可にあたって「平和デモ」を強く要請したのもその一環だ。
だがこうした香港政府と中国政府のもくろみは、完全に粉砕された。80万人の決起は、香港の労働者学生の闘いがますます燃え上がり、不屈にかつ戦闘的大衆的に進もうとしていることをあらためて示した。この怒りの迫力と実際の大決起の前に警察は一指も触れることができなかったのだ。
12月1日の「初心を忘れない」デモ以来の1週間、この8日に向けて香港の労働者大衆は連日決起してきた。翌2日には、広告労働者が「広告公民」という団体を立ち上げて集会を行い、「労働者、学生、商店の200万人ストライキとともに進む」「前線で闘う者を孤立させるな」として、2日から6日までの5日間のストライキに立ち上がった。さらに労働者が昼に一斉に街頭に繰り出してデモをする「あなたと一緒にランチ」行動は連日行われ、日々林鄭政権を追いつめてきた。こうした闘いの上に、8日の80万人デモは勝ち取られたのである。
香港の闘いは、理工大と区議選の勝利の地平の上で、日々不屈に大衆的戦闘的に発展している。中国政府による1989年天安門事件での「6・4」型大虐殺の再来を阻止しよう! 習近平来日を許すな! 連帯して、共に勝利しよう!

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