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金がなくても学ばせろ! 全学連が渋谷でサウンドデモ

 全学連の呼びかける「学費減免STREET ACTION」(サウンドデモ、音楽を流しながらの行進)が12月20日、東京・渋谷で行われた。
 国立大学の学費は45年前から物価上昇率を考慮に入れても10倍以上となっている。年間54万円もの学費はバイト代や奨学金という名の借金でまかなうしかない。さらに学費の高い私立大学の学生の状況はより深刻だ。
 そこにコロナを理由としたさらなる困窮が学生に襲いかかっている。経営悪化を理由に、学費を値上げしようという動きが始まった。東京女子医科大学では、来年度入学生から卒業までの学費の1200万円もの増額が狙われているという。
 2020年は全国160以上の大学から学費減免を求める運動が始まった。全学連は首都圏で、7月、10月、11月と学費減免デモを行ってきた。今回は4度目にあたる。
 デモに先立つ午後0時30分、JR渋谷駅前で街頭宣伝も行われた。集まった学生は思い思いの言葉でアピール。「学生の5人の1人が休学・退学を検討し、実際に休学・退学した学生の数は5000人以上と言われています。許せなくないですか? 金がなかったら学んじゃダメなのかよ! 昔はアルバイトしなくても学べたんですよ。それがあるべき姿じゃないですか。週5回もアルバイトして、奨学金という借金を背負って、学生が大変な思いをしているのに、政治家たちは外食して、パンケーキやステーキを食ってるんですよ」「私たちは何もできないの? そんなことないでしょ。声を上げればいいじゃん。みんなで団結して、学費返せ、金返せって言ってやりましょうよ。私たちが声上げれば変えられます。一緒にデモやりましょう」
 午後3時にデモ出発。「金がなくても学ばせろ」「コロナの前から学費は高すぎ」「競争ではなく団結しよう」「今こそ必要、学生自治会」などのコールが渋谷の街に響き渡り、大注目を集めた。
 デモ後に首都圏の学生は「学費が高くて怒っている学生ともっとつながって、世の中を動かしていきたい」と語った。

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