官邸前で原発いらない金曜行動 原発も五輪も絶対反対
第2回目の「原発いらない金曜行動」が7月16日午後6時30分から首相官邸前で開かれ、290人が結集した。オリンピック直前の金曜行動ということで、参加者から口々にオリンピック反対の発言があった。
呼びかけ人の鎌田慧さんは「私たちは2011年3月福島事故以来、一日も早く、原発のない平和な社会をめざして闘ってきた」「いま日本は、原発、オリンピック、コロナの危険の中で私たちは耐え忍んで生きている。原発をやめさせるためにがんばっていきましょう」と熱烈に訴えた。
同じく呼びかけ人の落合恵子さんは「アンダーコントロールと言ったあの人がオリンピックに反対する人間は『反日』だとおっしゃいました。喜んで『反日』になってやろうじゃないか」と怒りをあらわに原発と五輪反対を訴えた。
「原発いらない」コールを挟みながら参加者9人がマイクをとって発言、エネルギー基本計画で老朽原発を60年を超えて稼働させようとしていることや、汚染水海洋投棄への怒りが語られた。その中で群馬や福島からの参加者のアピールがあり、福島の椎名千恵子さんは、フクシマは大丈夫だとオリンピックを強行することを弾劾。全学連の学生も怒りの声を上げた。
福井県若狭と青森県で闘う団体からのメッセージが代読され、注目を浴びた。
青森からは「いま青森で焦点化しているのは米軍の軍事訓練と核のゴミ問題です。本州最北端の下北半島では、密集した軍事施設の隙間を縫うように核燃サイクル施設や使用済み核燃料中間貯蔵施設、大間や東通の原発が建てられ、真上に戦闘機が飛び交い、墜落事故や模擬弾投下などが頻繁に起きている」と米日の中国侵略戦争攻撃と核・原発攻撃が一体でかけられていることが鋭く暴露された。
最後に呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さんが「トリチウムを海に流すなという声を広げれば、海洋投棄は防ぐことができます。この集会を続けてがんばりましょう」と力強くまとめの発言を行った。次回は8月20日だ。行動に参加し、共に声を上げよう。
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