英空母クイーン・エリザベスの横須賀寄港に海上抗議行動/対中国の戦争準備許さない
労働者の怒りと闘いは、菅を打倒しました。しかし、その一方で日本政府はアフガニスタンに自衛隊即応部隊を派兵するなど、戦争挑発と対中国侵略戦争準備を強行しています。
9月4日、イギリスの新鋭空母「クイーン・エリザベス」の横須賀寄港に抗議するために、改憲・戦争阻止!大行進神奈川は、「ヨコスカ平和船団」主催の抗議行動に参加しました。
小雨交じりの中、午後1時前に海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」が先導して「クイーン・エリザベス」の姿が見えました。接近するに従って、F35B戦闘機18機を搭載していることが分かってきました。日英共同訓練後、そのまま寄港したのでしょう。
私たちの抗議行動を海上保安庁が妨害し、米軍のボートは機銃を装着して威嚇してきました。平和船団の仲間が英語で「STAY HOME FOR PEACE」とベトナム戦争当時のスローガンを掲げ、甲板上にいる兵士に、即時帰国し共に戦争に反対することを呼びかけました。
そもそも、イギリスの軍艦が横須賀基地に寄港する法的根拠はありません。日米安保条約第6条は米国以外の国に基地を提供することを認めていません。だからこれは
多国籍軍的使用を強行する違法な解釈です。権力は何をやってもいいという、私たち市民や労働者をなめきった行為です。
その上、5日には空母随伴艦が寄港し、日英米蘭加5カ国共同訓練「PACIFIC CROWN21」に参加します。この共同訓練は9日まで太平洋及び横田基地で行われます。英空母打撃群として空母と駆逐艦、補給艦5隻、オランダ、カナダのフリゲート艦を中心に潜水艦、新型対潜哨戒機などと空母艦載機、海上自衛隊の護衛艦5隻、航空自衛隊の三沢、新田原、築城、那覇、浜松、小松の各基地の計17機の航空機が参加する大演習です。まさに中国侵略戦争を推進する行動そのものです。
これに先立ち、原子力空母「ロナルド・レーガン」のアフガニスタン撤退支援で生じている東アジアの空白を埋めるために、8月末に原子力空母「カール・ビンソン」が横須賀に寄港し、直ちに沖縄周辺に展開しています。米日帝は奄美大島、沖縄勝連半島、宮古島、石垣島に地対艦、地対空ミサイルを配備し「第1列島線」で中国封じ込めを狙い、横田、横須賀など「第2列島線」上で基地の機能強化を進めています。
関生支部、動労千葉のように職場で闘いながら沖縄や三里塚を闘い、地域でも先頭で闘う労働運動を実現しましょう。沖縄に連帯し首都圏の基地撤去を闘い、反戦闘争を復活させましょう。(改憲・戦争阻止!大行進神奈川 品川孝司)
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