1・17国会開会日闘争に100人が決起/改憲・戦争阻止!大行進
1月17日の国会開会日、「改憲・戦争阻止!大行進」は国会前に立ち、2022年決戦突入を宣言した。青年・学生を先頭に100人が結集した。
午前11時前、参院議員会館前に労働者・学生が続々と結集した。参加者は国会に向かって旗やボードを掲げ、横断幕を広げて展開した。国会前は労働者人民の闘いの熱気に包まれた。
●米日の中国侵略戦争絶対阻止!――「大行進」が22年の決戦方針を提起
洞口朋子・杉並区議会議員の司会で決起集会が行われた。初めに大行進事務局の本山隆介さんが基調報告を行い、現在の内外情勢の核心点と22年の決戦課題を鮮明に提起した。本山さんは冒頭、「本日の国会行動を、米日による中国侵略戦争阻止の巨大な反戦闘争をつくり出す出発点として、改憲・戦争に突き進む岸田政権打倒への戦闘宣言の場としてかちとろう」と呼びかけた。戦争にしか延命の道を見出せなくなった新自由主義を打倒する立場に立ち、世界の労働者と連帯して、中国侵略戦争絶対阻止の巨大な反戦闘争をつくり出そう、そのために改憲・戦争阻止!大行進を全国に広げて闘おうと呼びかけた。
基調報告の内容は、午後の国会で行われた岸田首相の施政方針演説と真っ向から対決し、それを完全に圧倒するものであった。全参加者が闘いへの確信を深め、決意を打ち固めた。
●決意みなぎる発言
続いて大行進呼びかけ人の中村仁・動労千葉副委員長と福島尚文さん(元共同通信記者)が発言した。中村さんは、「改憲・戦争を許さないことは労働組合の使命だ」と語り、国鉄闘争と階級的労働運動の前進のために2・13国鉄集会に結集することを呼びかけた。福島さんは、「入管法改悪を阻止しよう」「言論と国会を市民の側に取り戻そう」と呼びかけた。
さらに、外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会、労組交流センター教育労働者部会、婦人民主クラブ全国協議会、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京が、22年を全力で闘う決意を表明した。全学連は、沖縄の闘いと固く連帯して中国侵略戦争阻止、沖縄米軍基地撤去・安保粉砕を闘う決意を表明した。大きな拍手が送られた。
最後に大行進呼びかけ人の森川文人弁護士がマイクを握り、「戦争する政府を倒して私たち人民が社会を回す時代だ。中国、ミャンマー、アメリカ、全世界の人民と連帯して闘おう」と訴えた。
●全国で決起しよう
多くの青年が今の政治と社会の動きに危機感と怒りを強めている。この日初めて国会闘争に参加したという大学生は、「改憲は絶対許せない。自分一人でも行動しなければと思い、金をためて新幹線で上京した」と語った。そしてスケッチブックに「改憲反対」とマジック書きしたものを広げてアピールした。正午から「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」などが主催する国会開会日行動が行われ、大行進は合流しともに闘った。
日本共産党や立憲民主党などの野党は「中国脅威」論に総屈服し、岸田政権の中国侵略戦争体制づくりと改憲策動への屈服を深めている。野党を取り込んだ今国会での憲法審査会と改憲発議の策動を絶対に許すな! 職場・街頭・キャンパス・地域で講演会や学習会、デモ・行動を組織し、闘いを大爆発させよう。
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