「労組つぶしを許すな!」 アメリカ 青年先頭にメーデー闘争
新たな労働運動のうねりが巻き起こるアメリカでも、5月1日に全国でメーデー行動が闘われた。
ニューヨークでは、マンハッタンでの集会とデモに数千人が参加した。この闘いは特に、全国で労組結成の闘いが進むアマゾンとスターバックスでの資本による卑劣な労組破壊攻撃を許さない行動として取り組まれた。また、コロナ下で「エッセンシャルワーカー」としてもてはやされる一方で搾取され、命を危険にさらされてきた中南米出身の移住労働者が多数参加し声を上げたことも特徴的だ。
アマゾンでは、ニューヨーク・スタテン島の物流拠点で4月1日に労組結成が可決されたばかりだ。真向かいにある別の拠点での労組結成は資本の露骨な攻撃によって否決されたが、全米の労働者たちが不屈に組織化の挑戦を続けている。闘いはこれからだ。
またスターバックスでは、ニューヨークや本社・1号店のあるシアトル、さらには労働組合の力が弱いとされてきた南部の州などでも、毎日のように新たな店舗で労組が結成されている。
こうした新たな労働運動の担い手は10〜30代の青年であり、労働組合=ユニオンの頭文字をとって「ジェネレーションU」という言葉すら生まれている。「すべての職場に労働組合を」がスローガンになりつつある。まさに今、アメリカ帝国主義の内部から新自由主義を終わらせる労働運動が発展しているのだ。日本でも労働運動をよみがえらせることは絶対にできる。アメリカの青年労働者たちの闘いに学び、続こう!
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