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全国水平同盟が大会

差別・分断と対決し反戦貫く

熱い討論が交わされた(7月24日 大阪)

7月24日、全国水平同盟第11回大会が、全国から大阪・高槻に110人の結集で勝ちとられました。基調報告を軸にした熱い討論と、登壇した高槻支部の住民を先頭とする各支部の闘いの前進が報告され、熱い感動が大会を包みました。さらに奈良、北九州、徳島、栃木を始め水平同盟の闘いが全国で拡大し、関西生コン支部、八尾北・高槻の医療労組、奈良教組や自治体を含め、労働組合の闘いとして発展しています。
全国水平同盟は、改憲・戦争阻止!大行進の先頭に立ち階級的労働運動の最先頭で闘おう! 戦争に向けた安倍の国葬を粉砕しよう! 狭山再審棄却情勢をはね返す狭山夏秋決戦を闘い、11月労働者集会の先頭で闘おう! これらを共同の決意として宣言しました。

その中身の核心を提起します。

労働者の革命で戦争を止めよう

第一に、世界戦争への突入という情勢を迎え、戦争反対の大闘争に立つことをはっきりと打ち出しました。戦争を止めるのは労働者の決起と革命です。そのために全国水平社100年、水平社宣言の意義を確認し、ロシア革命の地平から戦時下における部落解放闘争の立場を積極的に明らかにしました。それは戦争と天皇制に屈服し、戦争翼賛団体へ転落していった水平社をのりこえる道です。
水平社宣言は、部落民自身が部落差別の撤廃へ闘うことを宣言した決起文です。同時に「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と全ての差別に反対し、革命の中に人間の解放を目指す宣言でした。ロシア革命は「帝国主義戦争を内乱に転化する」闘いでした。その核心は労働者の団結と祖国敗北主義であり、そのためにも差別・排外主義との闘いを大事にしました。差別反対を貫くことが、労働者の団結を守り、戦争反対を貫く核心点です。全国水平同盟の闘いは決定的です。

第二に、生きるためには革命だ! という立場を鮮明にしました。西郡、高槻を始め全国で生きるための決起が始まっています。コロナ禍で加速した新自由主義の崩壊で、生きていけない社会になりました。戦争政策は更地化・追い出し、解雇、生活破壊と、社会を崩壊させます。「パンと平和」を求めたロシア革命の情勢が来ています。全国に水平同盟の旗を立てよう。

第三に、ナショナリズム、差別・排外主義との闘いに立とう! ということです。戦争は差別をあおって進み、差別・排外主義を極限化します。差別・分断との最大の戦場は、労働組合をめぐる攻防です。弾圧に負けず、資本・権力による差別・分断攻撃と闘うことが、階級的な労働組合の鍵です。全国水平同盟は、差別の原因となっている非正規化と闘い、国鉄闘争を軸に、階級的労働運動の先頭で闘います。
そのもう一つの柱が狭山闘争です。戦争情勢は狭山闘争の解体を強め、この夏秋に再審棄却へ進もうとしています。差別は権力による階級分断攻撃であり、戦争情勢は狭山闘争の階級的本質をより鮮明にします。権力犯罪を弾劾する狭山闘争は、労働者の反戦決起の場です。狭山闘争で戦争反対の闘いを切り開こう! 狭山再審闘争に勝利しよう!

改憲・戦争阻止!大行進の最先頭に立ち、11月労働者集会へ!(全国水平同盟事務局長・平沼和典)

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