ダイ改合理化阻止へ 動労西日本が福知山駅でスト
3月17日、動労西日本は動労千葉の18~19日のストライキに固く連帯し、「23春闘勝利、3月ダイヤ改定による合理化・人員削減阻止」を掲げてストライキに決起した。今年1月に原田隆司委員長の新体制になってから初のストライキだ。
午前9時10分、いったん就労して制服姿になった原田委員長が午前10時までの時限ストに入り、次のようにスト突入を宣言した。
「今般の防衛費=軍事費の2倍化の状況を見ると、将来は少子化の中で兵力不足が起こり、徴兵制がまた行われる可能性があります。私の家族や一緒に働く仲間の家族、現在自衛隊にいる軍服を着た労働者、敵国とされる国の労働者、すべてが戦死などしてほしくないのです。本日のストの目的は大幅賃上げのみならず、広島県の芸備線をはじめとする日本全域の『赤字ローカル線』廃止協議会の設置―協議の開始に反対するものです。戦争に動員されるのは軍人だけではありません。JR各社も指定公共機関として政府の要請があれば、軍事輪送をやらされます。労働者が団結して行動すればなんでもできます。戦争のない国、戦争をしない国を再び目指して、大幅賃上げ実現、赤字ローカル線廃止反対、みどりの窓口削減反対をテーマとするストライキを宣言します」
原田委員長と共に全1日のストライキに決起した岡崎昭夫副委員長がストライキ宣言を読み上げ、司会が動労千葉の関道利委員長の連帯メッセージを紹介した。
京都府職労舞鶴支部の長岡達也支部長を筆頭に、改憲・戦争阻止!大行進京滋の相川文男さん、豊岡と奈良の自治体労働者、八尾北医療センター労組、婦人民主クラブ全国協、全学連、広島労組交流センターの仲間が次々にアピールを発した。とりわけJR西日本が昨年10月に強行した統括本部体制移行に伴うベテラン社員外しによって激発する運行中止事故への怒りがたたきつけられた。最後に原田委員長が職場復帰を宣言し、スト貫徹の団結がんばろうのこぶしを上げた。
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