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九州・沖縄を戦場にするな/大行進九州が日出生台で日米演習弾劾

米軍車両が次々と搬入される中、日米合同軍事演習を徹底弾劾して闘う大行進九州(10月14日 大分県日出生台演習場)

改憲・戦争阻止!大行進九州は、中国侵略戦争のための日米合同軍事演習「レゾリュート・ドラゴン23」に対する抗議行動を、演習初日の10月14日、陸上自衛隊・日出生台(ひじゅうだい)演習場(大分県由布市など)に向けて行いました。
「レゾリュート・ドラゴン23」は、熊本県熊本市の健軍駐屯地で開始式が行われ、10月31日まで実施されようとしています。昨年からほぼ倍増して約6400人の参加が予定されるこの演習は、沖縄・九州・北海道を舞台に、日米のロケットシステムや輸送機Ⅴ22オスプレイを活用した対艦・対空戦闘などの訓練を実施するものです。その目的は「離島の防衛」とうたわれていますが、南西諸島全域を戦場にして中国侵略戦争を遂行するための訓練であり、断じて地元住民の命を守るものではありません。
日出生台演習場では10月28、29日に、陸上自衛隊員を約1400人、米海兵隊員を約1000人動員しての最大規模の実弾射撃訓練が計画されています。
それに先立って、3月には日出生台まで沖縄の琉球石灰岩地層を持ち込み、陣地構築の検証と称して砲弾による破壊実験が行われました。これはまさに、沖縄を丸ごと戦火にたたき込むことを前提とする戦争訓練です。

●地元住民と連帯し戦争阻止を誓う
いま、九州の各地で戦争拠点化が進んでいます。佐賀空港では6月から、侵略殴り込み部隊である「陸自水陸機動団」を前線に展開するためのオスプレイ配備やヘリ移駐、滑走路延伸などもにらんだ大軍事基地化の工事が始まりました。日出生台演習場と近接する湯布院駐屯地には、「敵基地攻撃能力」そのものである長射程ミサイルを備えた新連隊設置がもくろまれています。博多港など公共インフラの軍事利用も打ち出されています。まさに九州全土が中国侵略戦争の一大出撃拠点と位置付けられる中で行われる日米合同軍事演習を、絶対に許すことはできません!
何百台もの大型トレーラートラックが次々と米軍車両を搬入する中、大行進九州の仲間たちは「自衛隊、米軍兵士は侵略の銃を取るな。労働者階級とともに、戦争推進の自国政府を倒そう」と口々に訴えました。また、地元住民の方々も連日の座り込みに決起して、右翼の妨害をはねのけながら意気高く闘っています。この決起に応えて、日米合同演習を粉砕し、絶対に戦争を阻止しようと誓い合って、断固抗議行動を貫徹しました。
ウクライナ戦争に続き、パレスチナ人民虐殺の侵略戦争が勃発し、中国侵略戦争が目前に迫っています。第3次世界大戦の3正面がついに全面的に火を噴く情勢に対して、まなじりを決して立ち向かい、戦争と表裏一体で進行する革命情勢を現実の蜂起へと結実させましょう!(改憲・戦争阻止!大行進九州 Y)

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