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入管法改悪弾劾しデモ 布施駅前でリレートーク 戦争と永住権剥奪を許さない

入管法改悪を弾劾するデモ。地元の住民が手を振り、拍手して応えてくれた(6月15日 東大阪市)

6月15日、大阪で「戦争と永住権剥奪(はくだつ)の入管法改悪許さない! 布施デモ」を行った。
10日から全面施行された改悪入管法と、14日に国会で成立した「育成就労制度」創設、永住権剥奪を含む入管法の改悪は、戦時入管体制への転換といえる大攻撃だ。
日本で暮らす在日朝鮮人・中国人から、「差別は容易に牙をむく」「法ができてしまえば、権力者に都合良く利用される」「裏には中国への戦争が迫っている」と怒りの声が発せられている。東大阪市の民族教育つぶしも、中国侵略戦争に向かう攻撃であることがいよいよ鮮明だ。
デモに先立って、近鉄布施駅前広場でリレートークを行った。司会は「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」の青年。「『朝鮮文化に親しむ東大阪子どもの集い』の廃止を許さない実行委員会」の仲間が「すべてが戦争に向かう攻撃だ。在日の人々と日本の労働者が団結して敵の攻撃を阻止しよう」と訴えた。関西労組交流センターの教育・自治体労働者や関西合同労組大阪東部支部、婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックの仲間から、中国侵略戦争阻止、入管法・入管体制粉砕の発言が続いた。
通勤・通学帰りの多くの人々が手を伸ばしてビラを受け取り、高校生の一団が立ち止まってリレートークに耳を傾けていた。
その後、三ノ瀬公園からデモに出発した。このデモコースでは、毎回店の中から外に出てきて激励してくれる飲食店の従業員の人々をはじめ、沿道から手を振ったり、拍手をしてくれる地元の住民も多い。地元の人々の関心が高く、「朝鮮・中国・アジア人民と日本人民の共同の力で入管法・入管体制を粉砕し、中国侵略戦争を阻止しよう」という呼びかけへの共感と期待が一層高まっているのを感じるデモだった。
(関西労組交流センター教育労働者部会・沼田祐子)

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