始まる前に戦争とめよう 横浜で反戦女性集会・デモ
8月3日、横浜市のかながわ労働プラザで反戦女性集会を開催しました。「沖縄米兵による女性暴行事件弾劾! 中国侵略戦争阻止! 始まる前に戦争をとめよう」と掲げ、75人が結集しました。
主催者から3点を提起しました。一つは、女性が先頭に立って戦争を止めようということ。二つめに、世界戦争である日米による中国侵略戦争を始まる前に止めようということです。三つめに、戦争の原因も女性差別の原因も資本主義。岸田政権、経団連、連合幹部らが一体になって女性の戦争動員を行う中で、「敵は資本主義」と団結して立ち上がろうと訴えました。
米兵による凶悪な性犯罪は2021年から、沖縄を始め神奈川、青森など米軍基地のある各県で隠ぺいされてきました。21年は日米共同宣言で初めて「台湾海峡」が明記され、露骨な中国敵視が表明された年です。この21年を前に、沖縄・琉球弧の島々では次々と新たな自衛隊基地が造られてきました。中国への侵略戦争のために女性は犠牲になってもいいという、岸田政権の意思が明らかではありませんか。
会場からの発言も活発でした。「処分」を受けながら闘ってきた女性教育労働者が「戦争にも性暴力にも反対の大きな声を」と発言。自治体労働者は不安定で低賃金な現状への渦巻く怒りを語りました。沖縄出身の女性は「こんな状態で子どもたちに性暴力はいけないことだって教えられるのか」と岸田への怒りを表明。「戦争を止めるために反権力が重要」「本当の命がけの戦争反対が必要」との発言もありました。
全学連の男子学生、男性青年労働者から、自分が差別イデオロギーにまみれてきたあり方をのりこえて団結することが表明され、グッと団結は固まりました。婦人民主クラブ全国協広島支部の作った「8・6暴処法弾圧とはだしのゲン」の紙芝居上映も好評でした。
女性差別を激化して戦争を進める岸田に、反戦女性集会は女性・男性の力を引き出しました。イセザキモールへのデモは、戦争と性暴力への怒りを高らかに表明し、沿道の応援を受けながら進みました。(8・3集会実行委員会 川添望)
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