広島決戦を実力で闘い、戦争動員を拒否しよう! 自治体労働者が8・5産別総決起集会と市役所包囲集会・デモに決起
8・6ヒロシマ闘争の歴史的勝利に向かって、広島市内で5日午後、全国労働組合交流センター自治体労働者部会の仲間80人が結集して自治体産別の総決起集会をかちとり、松井一實・広島市長を弾劾し、広島市役所を包囲する500人の大デモの先頭で闘った。「自治体労働者は反戦反核闘争の先頭に立ち、戦争動員を拒否する。広島市役所の労働者は戦争動員そのものである平和公園封鎖の業務命令を拒否し、共に8月6日早朝の原爆ドーム前集会・デモに加わろう!」――熱烈なアピールが発せられ、反戦反核闘争の新たな地平と戦争絶対反対で闘う自治体労働運動の再生へ決定的な情勢を切り開いた。
闘う自治労の再生へ
自治体産別総決起集会では豊中市職の深町加代子さんが基調報告。「中国侵略戦争から世界戦争へ始まる前に戦争を止めよう……明日の8・6が歴史的分岐点となる」と、8・6の巨大な決戦性を強調。「私たちこそ圧倒的な展望を握りしめている」として、地元・豊中での反戦映画集会への大衆的大結集を例に、巨大な反戦闘争爆発の現実性を指し示した。さらに「戦争推進に転落した自治労本部との対決」を訴え、地方自治法改悪で全国の空港・港湾・公的施設の軍事使用と労働組合破壊が焦点となっていることを指摘。広島市職決戦に勝ち抜き、「戦争動員拒否の職場攻防に立とう。時代を語り、闘わない自治労・自治労連を徹底弾劾し、労働組合の中で闘いを開始しよう。階級的労働運動で自治体労働運動を組織し、ストライキををめぐる討論に踏み込もう。11月労働者集会の大結集をかちとろう」と力強く提起した。
続いて岸田・松井の手先と化した連合・自治労本部―県本部と真っ向から対決して闘い抜く自治労広島市労働組合元委員長・福井利明さんと住廣美智子さんが最新の現地攻防を報告。暴処法弾圧粉砕の闘い、松井市長の公園封鎖・集会禁止攻撃に対する街頭宣伝・職場ビラ入れと市役所座り込みなど連日の奮闘が、連合・自治労本部、日本共産党など既成勢力の反階級的制動を打ち破って戦闘的な闘いの機運を引き出し、戦時下の反戦反核闘争の巨大な発展と広島市職の労働運動再生の展望を切り開きつつあることを確信をみなぎらせて語った。
さらに全国各地の単組・職場で戦争絶対反対で闘う自治労の再生へ闘い抜く仲間から、困難をのりこえて大衆的討議を巻き起こし労働組合丸ごとの拠点化に向けて前進する現状報告が次々と出された。
広島市職攻防を一大焦点とする8・6ヒロシマ闘争は歴史的な勝利の地平を開いた。恥知らずにも松井市長支持を続ける連合・自治労本部―広島県本部は、戦争推進の手先、労働者の敵に最後的に転落した。8・6闘争の勝利を引き継ぎ、8月29~30日の自治労千葉大会に向かって全国で攻勢に打って出て、11月労働者集会の6千人結集へ攻め上ろう。
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