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全学連への弾圧許すな 東京学芸大 入学式情宣で不当逮捕

数人がかりで学生を地面に押し倒し暴行・逮捕する警察(4月3日 小金井市)

東京学芸大学(小金井市)前で4月3日、入学式で新歓リーフレットを新入生に配っていた全学連の学生1人に対して、同大学職員が「暴行」容疑をでっち上げて警察権力に不当逮捕させた。5日には東京地裁立川支部が10日間の勾留を決定した。10日には警視庁が東京の前進社本社に不当捜索を行った。米日帝国主義の中国侵略戦争を阻止する反戦闘争の先頭に立ち、2・8京都大学弾圧を完全に粉砕して進撃する全学連への政治弾圧であり、断じて許すことはできない。逮捕された学生は完全黙秘・非転向を貫いて闘っている。一刻も早く釈放を勝ち取ろう。
容疑とされているのは、学生がリーフレットを配布していたところ、学芸大職員に「傘のつゆさき(傘の生地と骨が結び付けられている部分)を押し当てた」ことだというが、完全なでっち上げだ。警察は数人がかりで学生を地面に組み伏せ、手錠をかけて暴力的に逮捕した。「まるでジョージ・フロイドさん(2020年に白人警官に地面に倒されたまま首を押さえつけられ、窒息死させられた黒人男性)のようだった」と現場にいた仲間は怒りとともに語っている。
学芸大当局は16年にも、学内で反戦ビラをまいていた学生を「建造物侵入」をでっち上げて警察権力に売り渡した(後に不起訴・釈放)。歴代政権の意を受けて、反戦運動つぶしに血道を上げてきたのだ。國分充学長は3月の卒業・修了式で、イスラエルによるガザ虐殺に「愕然(がくぜん)とした」「平和を望まない人はいない」などと述べた。一方で、自らの大学から学生が反戦闘争に立ち上がることは徹底的にたたきつぶそうというのだ。このような大学のあり方こそが、80年前に日帝のアジア侵略に加担し、学徒出陣にまで行きついたのである。こんな歴史を二度と繰り返させてはならない。

反戦運動つぶしの弾圧に直ちに反撃

東京地裁立川支部に抗議(4日 立川市)

全学連は沖縄や広島をはじめ実力闘争で全国の反戦闘争をけん引し、続々と学生・労働者との結合を生み出している。この全学連にさらに多くの学生が合流することを恐れているのが日帝・石破政権であり、「リベラル」を掲げる大学当局だ。商品券問題やトランプ関税に追い詰められている石破政権は、ますます中国侵略戦争に向かって突進する以外になく、そのために反戦運動に対する弾圧を凶暴に強めているのである。
全学連は直ちに抗議行動に立ち、学芸大での宣伝、東京地裁立川支部に対する抗議行動、学生が勾留されている小金井署への抗議・激励行動を、改憲・戦争阻止!大行進三多摩の仲間と共に連日行っている。学芸大生にも弾圧が知れ渡り、議論する中で関心や共感が続々と広がっている。
この弾圧を打ち破る道は、新入生の決起を勝ち取り、4・27渋谷デモ―5月沖縄闘争をはじめとした反戦闘争を大爆発させることだ。あらゆる場所で弾圧の不当性を訴え、学生を直ちに奪還しよう。

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