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市東耕作権訴訟、NAAの土地売買の違法暴く

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 4月15日千葉地裁で、三里塚反対同盟の市東孝雄さんが千葉県を相手取り、知事が下した耕作権解除の許可決定を違憲として提訴した行政訴訟の第3回口頭弁論が開かれた。 成田空港会社(NAA)は市東さんが祖父の代から耕しつづけてきた天神峰の耕作地について、「土地はNAAの所有だ。農業をやめて出ていけ」と迫ってきている。まさに権力を笠に着た農地強奪そのものだ。反対同盟始め100人を超す労働者・農民・学生らが怒りに燃えて支援・傍聴に駆けつけた。
(写真は報告集会に参加した人びと)

 顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が準備書面を陳述し、NAA=旧空港公団による旧地主からの土地の買収は市東家15年間もひた隠しにされていた違法・無効なものであることを、完膚無きまでに暴いた。
 また肝心の市東さんの耕作地の位置特定が間違っており、実際に耕していない土地まで「耕作権解除」するなどというデタラメぶりだ。堀内明裁判長は「耕作していない土地は審理対象から外したらどうか」などと、被告NAAに肩入れする言辞を弄し、徹底弾劾を浴びた。
 終了後に場所を弁護士会館に移して、記者会見と報告集会が開かれた。市東さんが冒頭に、あいさつを行い、「弱いものに対して法律がくるくる変わる。こんなデタラメを認めるわけにはいかない」と怒りを表明し、一層の支援を訴えた。

 

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