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三里塚第144回一斉行動―住民から排外主義反対の声

一斉行動出発前の打ち合わせ(成田市天神峰)

三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は7月20日、144回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
朝8時半、成田市天神峰の反対同盟会議室前に集まった仲間は朝の意思一致を行った。
芝山町白桝の伊藤信晴さんが司会を務め、7・16フィールドワークで回ったB滑走路北延伸工事について補足解説を行った。農作業を中断して駆けつけた東峰の萩原富夫さんが「がんばりましょう」と一同を鼓舞した。
この日用意された反対同盟ニュース第139号は、盛況となった農楽まつりの報道号だ。2~3面を使って反対同盟事務局4氏の発言を掲載し、スナップ写真でまつりの雰囲気を伝えている。4面の地域住民の声は、成田空港の夜間飛行差し止めを求める民事訴訟で意見陳述に立った、陶芸を生業とする多古町の住民から。「日中、自宅での制作活動をしている。今ですら騒音によって不快な精神状態が作品へと反映されている。今後、機能強化でさらに騒音・振動が強まると仕事にならない。裁判所は健康と生活を脅かす人権軽視の国・NAAにNOを」
団結街道裁判の判決日に千葉地裁前で情宣活動を行うことを全体で確認し、それぞれニュースを手に各担当地域へと配布活動を行った。
この日は参院選の投票日でもあり、政治情勢について話になった。特に米トランプを真似た「日本人ファースト」、外国人差別、排外主義があおられていることへの危機感が多くの住民から語られた。軍事費にべらぼうな国の予算が付けられている中、生活苦がますます進みつつあることへの怒りが語られた。
久しぶりに対面できた芝山町のある農家は顔を見るなり「いつもがんばっているから」とトウモロコシを袋に数本入れて差し入れてくれた。
また、親同盟、青年行動隊の世代のさらに下の現役世代にとっても、空港問題は日々の仕事・生活と切っても切れない切実な課題であることが明らかとなった。
第3滑走路建設をめぐる工事動向はもちろん、成田市天神峰の市東孝雄さんの農地をめぐる裁判の進ちょく状況についても関心は高く、質問・意見が寄せられた。(N)

https://x.com/sanrizukadoumei/status/1948276274616766493/photo/1

スケジュール
◎団結街道裁判 7月25日(金)午後2時開廷 判決 千葉地裁

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