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石田による私党化と党破壊を粉砕 女性解放闘争と反戦闘争の爆発へ

第35回革共同全国委員会総会を開催

革命的共産主義者同盟政治局

 9月初め、革命的共産主義者同盟は第35回全国委員会総会を開催した。35全総は、その開会冒頭において、34全総とそれ以降の党の変革と飛躍の巨大な前進に対する大反動、党破壊の反革命策動に直面した。これに対し関西―東京・全国で決起してきた女性同志と労働者同志を先頭に全国委員は猛然たる怒りを爆発させ、元政治局員・中央学生組織委員会議長の石田真弓を頭目とする反革命私党集団を徹底的に弾劾し、文字通り一人残らずたたき出した。35全総はこの石田らの党破壊策動を実力粉砕した圧倒的高揚感のうちに、中国侵略戦争―世界戦争突入情勢と全面対決する10・5首都反戦デモ―11・2全国労働者集会大結集に向かって歴史的成功をかちとった。このことを革共同全国委員会・政治局は、全党の同志と全労働者人民、共闘諸団体のみなさんに報告します。

(1)女性同志先頭に全国委員の総決起で石田反革命を打倒

 35全総で何が起き、何をかちとったのか、全面的に明らかにしたい。

政治局員・石田の女性差別・性暴力

 34全総後、中央学生組織委員会(SOB)議長であり、女性解放組織委員会(FOB)指導部の一員でもあった政治局員・石田真弓が、自らの女性差別・性暴力を告発された。石田は34全総において、党内女性差別事件に対する政治局としての自己批判と総括を提起した本人であり、その階級的犯罪性・裏切り性は重大であった。政治局は、8月末に告発者から石田の根底的打倒と自己批判の貫徹を求める決定的な文書と提起を受けた。石田本人も「私の階級犯罪性は深刻」「共産主義者として、革命家として、人として、一度死んで一からやり直す」「除名もやむなしという感覚で事態に向き合う」とまで認めた。

 この事態に対し政治局は、石田の階級的犯罪の深刻さを認識できずにきたことを自己批判し、「石田の全役職を解任して自己批判に専念させ、政治局自身の自己批判として石田の自己批判を貫徹させる」ことを決定した。
 ところが石田は、政治局の一員だった者として即座に決定に従い、全面的自己批判に入ることを表明すべきであるにもかかわらず、卑劣にも、「動揺」した告発者自身と中央SOBメンバーを反動的に取り込み、告発者を前面に立てて、政治局決定を「撤回」させる策動を開始したのである。石田とその私党と化した中央SOBのメンバーらは、「告発者自身が撤回を求めているのに、撤回しない政治局は女性差別者集団」などというとんでもない転倒した論理をふりかざし、35全総で石田を防衛し、政治局を打倒する「蜂起」=反革命蜂起を画策したのだ。

 彼らは35全総の前日から「女性差別者集団と成り果てた現政治局を徹底弾劾し打倒する決意表明および要求(案)」なる反革命文書を密かに作成し、全国のSOBメンバーらにも送信して十数人を賛同者に引きずり込んだ。その反革命文書には性暴力加害者・女性差別者である石田の階級的犯罪に対する怒りはみじんもない。そのかわりに、石田の性暴力・女性差別を党として絶対にあいまいにせず、徹底的に自己批判させようとする政治局への不信と憎悪が書き連ねてあった。そしてこの文書は末尾でこう宣言していた。「二人(加害者の石田と被害者の告発者)は、以前よりも強固な団結を回復して真の巨悪である現政治局に対して命懸けで共に立ち上がり諸君らに対して銃を向けているのである」と。醜悪極まるとはこのことだ。「性暴力の加害者」と「被害者」が「強固な団結を回復」だと? これは関西において性暴力加害者と被害者を「調停」させ、指導部による女性差別事件を隠蔽(いんぺい)・擁護して除名された関西指導部のHやYの主張、すなわち「差別は分断だから団結回復が大事」という論と一体どこが違うのか。

 「革命党幹部」・石田の性暴力を重大な組織問題として断じて許さず、34全総の貫徹をかけて打倒し尽くし、自己批判させようとする政治局が「真の巨悪」で、これに「銃を向ける」だと? 彼らはこのような文書を関西で決起した女性同志なら「わかってくれるはず」と送りつけていた。このこと自身が石田私党集団が、関西での女性同志の決起や34全総の地平とはまったく相いれない存在だったことを示すものだ。そしてこの差別者擁護と党破壊宣言の極悪反革命文書を読んだ関西の女性同志は当然にも激怒し、石田とその私党と化した中央SOBメンバーらを打倒し、たたき出す先頭に立ったのである。
 35全総当日朝、告発者を前面に立てて会場に乗り込んだ中央SOBに属する全国委員と傍聴者は、反革命文書を全国委員と傍聴者に「読んでくれればわかります」などと言って手渡し、浅はかにも「現政治局打倒」を35全総の「決定」にできるなどと思っていた。だが、当日まで何も知らなかった全国委員も瞬時にしてこのとんでもない反革命の正体を見抜いた。

 35全総の開会前からこの石田私党グループと34全総以来、革命的女性解放闘争と党変革の先頭に立ってきた女性同志をはじめとする全国委員との「激突」が始まった。総会議長が議事開始を宣言したが、騒然たる状況は収まらず、この事態を引き起こした張本人でありながら身を隠し続けようとしていた石田本人を会場に呼び出して、全国委員の前で発言させることにした。石田は「この事態を引き起こした責任は自分にあります」などとしおらしく切り出しながら、しかし何一つ自己批判すべき中身を語らず、女性同志を先頭とする怒りの弾劾と追及に、しどろもどろのことしか言えない。常日頃「女性解放や組織変革の討議ができる水準にあるのはSOBだけ」「SOBこそ党の最高水準」などと自画自賛し、実際に決起している女性同志や労働者同志を「水準が低い」と見下してきた石田のどうしようもない正体が、全国委員の前に暴き出された。石田は女性同志や労働者同志の追及に何も答えられず、惨めに立ち往生し、自分が私党化した中央SOBの「反革命蜂起」の「階級的正義」を語ることもできず、ついに女性同志、労働者同志らの怒号を浴びながら演壇から引きずり下ろされたのだ。

 続いて政治局を代表して秋月丈志書記長が登壇し、女性解放闘争に敵対してきた自分自身の自己批判、そして中央としての自己批判を貫徹する立場から、石田と中央SOBの党破壊と女性差別居直りの反革命を徹底的に断罪した。秋月書記長は、反革命文書の「要求」通りに、石田反革命打倒の「階級的正義を正々堂々と」提起し、圧倒的拍手で確認された。

 続いて告発者自身が発言を求め、政治局決定に反対する「意見」を述べたが、石田の女性差別と性暴力に対する激しい怒り(つい数日前まであった怒り)は消え去り、石田を批判できる「水準」にあるのは自分とSOBだけだという、石田が中央SOB内で広げてきた階級蔑視の思想をあらわにするものであった。これに対してこのかん告発者と共に石田と対決してきた東京FOBの女性同志、関西で決起した女性同志が、怒りを取り戻して共に闘うことを懸命に呼びかけたが、彼女はそれを拒否した。

 ついに石田と石田私党に対する全国委員全体の怒りが爆発し、まず石田が女性同志らの怒りで会場から引きずり出された。さらに石田私党の中央SOBメンバーも女性、青年、労働者、常任の全同志の怒りの総決起で次々と会場からたたき出された。反革命蜂起の宣言文は「現政治局を全面的・徹底的に打倒し尽くすことを訴える!」と締めくくられていたが、「全面的・徹底的に打倒し尽く」されたのは石田私党の反革命だった。石田私党は、革命党本部の前進社に居座ろうとしていたが、これも女性同志の怒りとプロレタリア独裁的権力行使によって一人残らず一掃した。

 35全総の参加者は石田反革命を粉砕した勝利の圧倒的高揚感をもって議事を再開した。その冒頭に石田打倒の先頭に立った東京と関西の女性同志が発言した。そして石田反革命を自らの力で粉砕した自信と確信に満ちた労働者同志の発言、10・5から11・2への今秋決戦に向けた基調議案提起、関西と東京の34全総以来の組織総括の提起など、2日間にわたって熱烈な討議が行われた。こうして35全総は石田反革命粉砕の地平の上に歴史的成功をかちとった。総会の最後には基調議案と共に、「石田真弓除名決議」が万雷の拍手で確認された。

(2)革命的女性解放闘争に敵対性暴力の容認と隠蔽を要求

 石田反革命の第一の罪状は、以上のように中央SOBを政治局打倒、全国委員会総会破壊・党破壊の反革命蜂起に駆り立てるまでに反革命私党へと組織し、実際に35全総当日に反革命蜂起に踏み切らせたことである。それは中国侵略戦争突入情勢において革命党を内部から破壊しようとする極悪の反革命であり、まさに万死に値する!
 石田反革命の第二の罪状は、革命的女性解放闘争に対する全面的敵対である。

 石田とその私党集団は、告発者の態度が一変した(実際は石田自身が「一変させた」のだ!)ことにのっかり、石田の「政治局員」「SOB議長」という党指導部の「地位」「権威」を利用した女性差別・性暴力(関西組織問題と本質は同じだ!)を全国委員会、全党に対して隠蔽し、石田を免罪し、政治局員・SOB議長として復権させようとした。石田と私党集団が何と言い繕うとも、これが彼らの反革命策動の核心中の核心である。
 石田私党の中央SOBメンバーらは、35全総で政治局に対し「本人同意のない性暴力暴露はアウティングだ」などという「ヤジ」を繰り返したが、その「アウティング」なる「横文字」を革命党組織に通用するように翻訳すれば、それは「党指導部=石田の女性差別・性暴力を明らかにするな、隠蔽しろ、組織問題にするな、全国委員会で討議をするな!」というものでしかない。いったい中央SOB自身が昨年提起した「4・28総括」(4・28闘争に飛び入り参加した外国人男性による女子学生への性暴力事件についての総括討議)や、関西組織問題における女性同志の血を流しながらの告発と決起を受けた34全総を通して、激しく討議し、書記長をはじめ政治局、全国委員会全体で徹底的に自己批判し、総括したことは何だったのか! 恥知らずにもほどがある。

 そもそも告発者が態度を変えたら、それまでの加害者による女性差別・抑圧・性暴力の事実が消えるのか? 34全総提起者の政治局員・SOB議長による党内女性差別・性暴力事件という超重大な組織問題を35全総において隠蔽するなどということが許されるのか? 断じて否だ!
 「革命党幹部」による女性差別・性暴力が繰り返され、その組織的隠蔽と免罪が行われ、徹底的な自己批判も組織的総括もなされないまま、うやむやにされてきたという党の歴史的現実。一方で被害者が抑圧され、苦しみ続け、告発者が「組織破壊者」として圧殺されてしまうという現実。このような許し難い転倒しきった現実が、革命的共産主義を掲げる革共同の内部においてどうしてまかり通ってきたのか、まかり通らせているのか! この革共同の現実に対する徹底的な告発と糾弾が、三十数年にわたり党内の性暴力・女性差別・抑圧と闘いぬいてきた女性同志から、関西組織問題―34全総の過程において、秋月書記長に対し、革共同全国委員会全体に対して徹底的に突きつけられた。そして秋月書記長自己批判と告発・糾弾に決起した女性同志の血がにじむ提起を全党に刻みつけ、党内における女性差別・抑圧、性暴力とその隠蔽、居直りを永久に絶対に許さないということを全党的に徹底的に自己批判し、決意した。そうして党の根本的変革を開始したのが、この半年間だったのではないのか!

 関西における女性同志の決起と34全総で本格的に開始された革命的女性解放闘争の新たな創成の闘い、FOBの女性同志、女性労働者指導部の今までの自己を打倒して革共同を生まれ変わらせる必死の格闘こそが石田反革命を一撃の下に粉砕する力を全党に生み出した。石田反革命が革命的女性解放闘争の力で打倒されたという事実こそ、石田と石田私党の語る女性解放の大ペテン、その反革命性を何よりも証明するものだ。

女性解放の核心は共産主義の実現だ

 石田とその私党グループが口々に言う「女性解放の理論水準」なるものは、ようするに、フェミニズム理論やLGBT運動用語の輸入でしかない。だが革命的女性解放闘争とは、性暴力の階級犯罪性について「原理・原則と具体的な事象の評価について詳細に述べる」(反革命文書)ことに熱中したり、「アウティング」「名誉男性」などという用語を覚えたり、定義づけしたりすることではまったくない。革命的女性解放闘争とは、女性差別・抑圧に対する女性の怒りを、差別者と差別の元凶の一切を打倒し尽くさずにはおかない根源的怒りを徹底的に爆発させ、奪われてきた政治と暴力を奪還し、女性解放=全人間解放を実現するプロレタリア暴力革命―共産主義実現に向かって荒々しく突き進んでいく闘いだ。

 石田とその私党は「女性解放闘争の世界史的前進の地平から党は圧倒的に立ち遅れている」などと平然と言う。だが女性解放闘争は、資本主義・帝国主義の打倒、プロレタリア暴力革命とプロレタリア独裁による階級の廃絶―共産主義に向かっていかないかぎり、1ミリたりとも前進などしない。女性差別の元凶は階級社会、私有財産、資本主義、帝国主義だ。これを打倒しぬかない限り女性解放はないし、女性解放とは共産主義の実現以外にないのだ。この階級的核心的真実を自然発生的に立ち上がっている無数の女性たちに断固として言い切って獲得していくのが共産主義者だ。

 プロレタリア暴力革命・共産主義の実現と結びつかない女性解放は、「ラジカル・フェミニズム」と言おうが「マルクス主義フェミニズム」と言おうが、実はまったくのインチキである。真に女性解放闘争をあらゆる女性差別・抑圧に絶対反対し、それを根こそぎに撤廃する闘争として徹底的に推進するならば、それは共産主義にしかならない。そしてプロレタリア暴力革命・共産主義革命の中でこそ大量の男性プロレタリアートが階級社会と結びついた女性差別の汚物を世界史的な規模でぬぐい去り、プロレタリア独裁権力の大胆な行使をもって、はじめて階級社会数千年の歴史に根ざす「人類最大の差別」の根っこを抜き去ることが可能になるのだ。

(3)中国侵略戦争突入情勢下で進んだ石田らの腐敗と転向

 中国侵略戦争・世界戦争が現実に始まっている情勢において、34全総が決定的転換点となり、革命的女性解放闘争と「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いが一体となってかちとられてきた。34全総―3・8国際婦人デー闘争から6・14闘争、8・6原爆ドーム前の闘いに至る反戦闘争の実力闘争的発展は、そのことを示している。そしていよいよ「革共同の夏季アピール」と35全総で提起した10・5反戦デモから11・2へ、国家権力の戦時弾圧との激突を恐れず、中国侵略戦争阻止の反戦闘争を徹底的に推進する時を迎えた。

 この決定的時期において石田とその私党が34全総に背反して女性差別の腐敗を深め、共産主義者として崩壊し、革共同破壊を策す反革命にまで一気に転落したことは決して偶然ではない。それは中国侵略戦争突入情勢における、革共同内部から生まれた第2インター崩壊的な転向そのものだ。中国侵略戦争=革命情勢の現実化と戦時下弾圧の激化に恐怖し、国家権力に投降して革共同を変質させ破壊しようとした許すことのできない階級犯罪だ。これこそ石田反革命の第三の罪状である。

 われわれは石田私党の腐敗と転向を断じて許さない。革命的女性解放闘争に敵対し、革命党破壊に手を染めた反革命転向集団としての石田私党グループが「中核派全学連」を簒奪(さんだつ)することなど断じて許してはならない。われわれはすべての学生戦線の全同志に対して問う。石田反革命に加担し、革共同の闘う女性同志、青年労働者同志らに全面的に敵対し、腐敗と転向の泥沼にのめり込み、正真正銘の反革命へと純化していくのか。それとも、これと決別し革命党の下に再結集して、米日帝国主義の中国侵略戦争を阻止する反戦闘争に決起し、「連帯し、侵略を内乱へ」を貫き、反帝・反スターリン主義世界革命―共産主義実現に向かって闘いぬくのかと。
 すでに革命的分岐は始まっている。われわれはこの分岐をさらに徹底的に、峻厳(しゅんげん)に推し進めるとともに、革命の呼びかけを待つ膨大な青年・学生・女性の新たな組織化を全党総決起でかちとる。

(4)政治局の自己批判貫徹かけ反革命粉砕!10・5総決起へ

 政治局は、石田反革命を政治局の内部から生み出したことを見すえ、徹底的に自己批判しなければならない。全党に対する日常的政治指導に責任を負う政治局において徹底的な一致をつくり出すための闘い、路線的な対立、わずかな不一致をも絶対にあいまいにしない厳格な討議、党内闘争を、一切の組織日和見主義を排して貫徹する政治局の飛躍と変革を今度こそ成し遂げなければならない。

 革共同が六十有余年にわたる闘いを通して築き上げてきた反帝・反スターリン主義世界革命の綱領、マルクス主義の共産主義革命論、レーニン主義の継承と発展としての「7・7自己批判」「血債の思想」「連帯し、侵略を内乱へ」の基本路線を堅持し、どんな弾圧、反動、反革命に直面しても、断固として貫き通す限り、われわれは不敗であり、全労働者階級と被抑圧人民を必ず獲得し、革命に勝利することができる。なぜならば、夏季アピール第2章、35全総議案で提起したとおり、帝国主義の基本矛盾の三度目の世界戦争としての爆発が、米帝の大没落とトランプ反革命の全面的大破産と絶望的凶暴化によって完全に不可避となっているからである。それが「強大化」したがゆえに巨大な危機を抱えこんだ中国スターリン主義の根本的矛盾の爆発と絡み合い、米帝―日帝、全帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争として現実化し始めた中にあって、日本と世界のプロレタリアートと全被抑圧民族人民の生きる道は、反帝・反スターリン主義世界革命―共産主義の実現以外のどこにもないからである。

 全党の同志のみなさん! 石田反革命を徹底的に打倒し抜き、真の女性解放・共産主義革命の道を、「連帯し、侵略を内乱へ」の道を驀進(ばくしん)しよう。10・5反戦デモの爆発と11・2労働者集会への大結集を革命に向かって闘い取ろう。全国委員会・政治局はその先頭で闘う。

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