1. HOME
  2. ブログ
  3. 12・19佐賀空港 実力闘争恐れ不当逮捕強行

12・19佐賀空港 実力闘争恐れ不当逮捕強行

オスプレイ配備反対で実力抗議(12月19日 佐賀市)

改憲・戦争阻止!大行進・九州は12月19日、佐賀空港への陸上自衛隊輸送機オスプレイ配備に反対する団体「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」が呼びかける現地抗議行動に参加しました。この抗議行動に追い詰められた陸自佐賀駐屯地は公安警察と連携し、参加者1人を「公務執行妨害」をでっち上げ、不当逮捕しました。絶対に許すことはできません! 即時奪還の闘いに立ち上がり、弾圧への怒りを糧に中国侵略戦争にむけた佐賀・九州全域の前線基地化を粉砕する反戦反基地闘争の爆発を勝ち取ります。
現地では、中国侵略戦争の「戦域」に侵略殴り込み部隊=陸自水陸機動団を迅速展開させる為のⅤ―22オスプレイ配備に反対して、7月の「陸上自衛隊佐賀駐屯地」開設強行後も拡張工事を阻み、駐屯地解体・撤去を求める抗議行動が不屈に継続されてきました。連日、工事車両・自衛隊車両の前に身体を張って立ちはだかり、部隊司令の車両を追い返すなどの阻止行動が蓄積される中で、佐賀駐屯地側は抗議行動が行われる間は正門ゲートを封鎖し、通用口横のインターフォンすら断線して内張りに徹するという力関係を強制してきました。
この日の抗議行動でも年度内強行が狙われる熊本県・健軍駐屯地への長射程ミサイル(12式地対艦誘導弾能力向上型、推定射程1千㌔メートル超)配備に反対する闘い、大分県・大分分屯地(通称・敷戸弾薬庫)への物資搬入阻止の闘いなどと連帯し、九州における大軍拡を阻む闘いの意義を訴え、立ちはだかる自衛隊員に「再びの中国・アジア侵略の銃を取るな!」と反戦決起への合流が呼びかけられました。
とりわけ侵略部隊輸送のためのオスプレイは今月12日にも米国会計検査院が「重大事故の発生率が高まり続けている」「重大事故の要因に物的欠陥も含まれる」と評価を下した明白な欠陥機です。この事実を地元自治体への説明では伏せて「安全」を強弁し、運用を継続する政府・防衛省の姿勢こそ、自衛隊員や地域住民の命を「鳥の羽より軽く」扱っていることの証左だと徹底断罪しました。参加者の渾身(こんしん)のアピールは、何人も否定できない事実の重みをもって帝国主義の本質を暴露するものとなり、現場の自衛隊員の胸に深々と突き刺さりました。
身体を張った実力阻止行動と一体で反戦の訴えが連綿と続き、隊員や工事に動員された労働者たちに伝播(でんぱ)することを恐れた陸自は、高市政権による「台湾有事は日本の存立危機事態」発言と軌を一にして抗議行動を圧し潰す弾圧態勢をこの間一挙的に強めてきました。そしてこの日、ついにこれまでの力関係を全面的にひっくり返すことを狙って、隊員一人一人にカメラを装備させ、正門前で抗議する仲間を押し込んで暴力的に排除しようとしてきました。さらに大量の警察権力を呼び寄せ、綿密な打ち合わせの上で抗議行動を貫徹した参加者を不意打ち、「公務執行妨害」をでっち上げて1人を不当逮捕しました。
この弾圧は、米帝トランプが新国家安全保障戦略で中国侵略戦争=世界戦争を決定的に「開始」しつつ、その一環としてのベネズエラに対する海上封鎖から地上侵攻まで見据えた侵略戦争を公然と構え、同時に高市政権の内部から「日本の核武装が必要(12月18日、安保担当幹部)」と公然たる主張がなされることと一体で、国家暴力をもって反戦運動を解体するために仕掛けられたものです。断じて許すことはできません!
参加者たちはこの不当弾圧を徹底弾劾し、直ちに仲間がとらわれている佐賀南警察署前での抗議行動に決起しました。地元マスコミや地域住民が圧倒的な注目を寄せる中、不当逮捕されたAさんを激励し、佐賀駐屯地・佐賀県警を徹底弾劾すると共に、「弾圧に対する怒りは拡大し、必ずや佐賀駐屯地を包囲する!」と不退転の決意を示しました。
改憲・戦争阻止!大行進九州は現地行動に結集する仲間と共に即時奪還を実現し、いかなる弾圧もはね返して佐賀空港闘争を断固継続します。そして、来る2月1日には「敵基地攻撃能力の保有」の現実化となる長射程ミサイル配備を阻止するため、熊本・健軍駐屯地包囲の反戦デモに立ち上がります。
全国の仲間の皆さん、中国侵略戦争阻止・高市政権打倒へ、共に立ち上がりましょう!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択