関西女性解放学習会 女性解放と帝国主義打倒貫き
染みついた帝国主義イデオロギーと対決
関西女性反戦行動実行委員会は5月24日、大阪市内で女性解放学習会を開催した。
70名の参加者を前に谷口恭子実行委員長が提起に立った。 谷口さんは第一に、始まった世界戦争を世界革命として迎え撃つことを呼びかけた。アメリカ帝国主義と日本帝国主義・高市政権が、中国侵略戦争へ突進する世界大戦の情勢下で差別・排外主義を激しくあおる攻撃に対し、自らの解放をかけて、そして同義である全人間の解放をかけて革命的女性解放闘争を力強く前進させていこうと確認した。
第二に、女性差別の歴史を概括した。「女性の世界史的敗北」とは私有財産・階級の発生により、男と女、また親と子の家族関係が支配の関係に変質させたことである。家族は支配階級にとって、私有財産と権力を維持・存続させるための抑圧装置(=家父長制)へと変質させられたのだ。本来は社会的生産であるはずの生殖関係から女性の主体性や政治性が排除され、女性が「家内奴隷」「子産み道具」として従属的身分におとしめられたことなどをふまえ、今日の全ての家族関係は絶対的に支配・抑圧・差別の関係であることを明示した。
第三に、特に近代日本では封建制から一挙に帝国主義国家体制を形成するため、天皇制家族イデオロギーを徹底して「戸籍制度」や「家制度」を確立し、家族関係が果たす支配・抑圧をより強固にしたことを論じた。このことが日本労働者階級の女性差別や部落差別、障害者差別などを激甚化しただけでなく、日本労働者階級を帝国臣民(=皇民・大和民族)として侵略戦争に動員し、苛烈(かれつ)な民族差別思想のもと無数のアジア人民の虐殺へとつながった。これをあいまいにせず、天皇制打倒なくして被差別・被抑圧人民もわれわれ自身も真に解放されることなどないことを訴えた。
第四に、帝国主義侵略戦争なしに生き残ることができなくなった日帝・高市自民党政権が、天皇制支配を復権させ国家総動員体制を確立するための策動に乗り出していることを弾劾した。改憲や緊急事態条項の創設の攻撃と一体で「家族は社会の自然かつ基礎的単位として尊重される。家族は互いに助け合わなければならない」と主張し、家制度の復活を目論んでいること、夫婦同姓を固定化し戸籍制度を維持しようとしていることこそ、戦時下で激化する差別攻撃そのものであると暴露し、この攻撃も天皇制も爆砕するのみだと断言した。
谷口さんの提起を受け、多くの参加者から自分自身の家族関係を捉え直す発言が続出した。 旧来の家族観を存続する戸籍制度や婚姻制度といった家族制度に無批判・無関心であるということは、その根底にある日帝の天皇制イデオロギー・女性差別イデオロギーに屈服しているということであり、この支配・抑圧の制度にもとづく幸せな「結婚」も幸せな「家庭」もありはしないということ、またそういった「家族」に執着することは自らの帝国主義思想を居直ることなのだと突き付けられたのである。
われわれ日本労働者階級は、自らに染みついた帝国主義イデオロギーや天皇制イデオロギーを断固として振り払おう。そして、女性を解放し全人間を解放するための全ての闘いは反帝国主義・反スターリン主義世界革命の闘いと不可分である。イラン人民・パレスチナ人民をはじめ、全世界の闘う被抑圧人民との連帯にかけて革命闘争に決起しよう。6・14首相官邸・アメリカ大使館を直撃する大デモへ結集しよう。
(関西女性反戦行動実行委員会・森紗珠)
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