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ドイツのパイロット1000人が36時間スト

 

 ドイツの航空会社ユーロウィングスとシティライン(ともにルフトハンザの子会社)で、パイロット組合コックピットが7月22日の正午から同23日の24時までの36時間ストライキに決起した。スト参加のパイロットは約1000人。ストは突入寸前になって通告されたため、会社側を著しく狼狽させ、ドイツ国内便とヨーロッパ便を大混乱にたたきこみ、数万人の旅行客に大きな影響を与えた。ベルリン空港を始めドイツの大空港は軒並み旅行客でごった返し(写真)、2日間でじつに1000便の欠航という事態に発展した。

 

 パイロット組合コックピットは2週間前にも24時間ストを闘い、このときも600便の欠航を生み出している。パイロットたちは「ルフトハンザ子会社としての従来なみの賃金」(これは30%の賃上げを意味する)を要求しているが、会社側は「18か月ないし24か月の期間で5・5%ないし6・5%の賃上げ」を提示しており、へだたりは大きい。会社側はこのかん「会社がつぶれてもいいのか。大幅賃上げは人員削減につながるぞ」と組合側を恫喝してきたが、それを決然と蹴ってのストだった。組合側は「すぐに賃上げをかちとるとはならなかったが、パイロットの団結が固まったという点でわれわれは満足している」と表明した。ドイツ最大の航空会社ルフトハンザでは現在、これとは別に、本社関係の地上と機上で働く労働者5万人のスト権投票が行われている。7月末あるいは8月初めから全面的な無期限ストに突入する可能性がきわめて高い。
ドイツでは、7月になってからも銀行員の全国ストや北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州におけるバス労働者の長期ストが闘われており、ストのない日はない毎日だが、今回はドイツとヨーロッパの大空を舞台にする音の出る闘いとなった。(や)

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