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7・29サンヨンで1万人が決意大会、激突必至

 金属労組双龍(サンヨン)自動車支部の平沢(ピョンテク)工場占拠ストライキは、7月29日、20日以来の激烈な階級戦争10日目の朝を迎えた。民主労総は本日午後3時から「サンヨン自動車問題の政府解決を要求する決意大会」を平沢で開催する。大会後には平沢工場まで約3キロをデモ行進し、工場内で闘い続けているサンヨン組合員らに飲料水と医薬品などを届ける予定だ。全国金属産業労働組合は、現代自動車支部、GM大宇自動車支部を除く組合員8万人が6時間ストを闘って結集する方針であり、参加者は1万人を超えようとしている。


 京畿(キョンギ)警察庁は28日、「公共の安全と秩序をおびやかす」として集会禁止を通告してきたが、民主労総はこれを不当とし実力開催することを明らかにしている。警察と会社側は組合員がろう城している塗装工場の水もガスも止め、食料も医薬品も阻止して、さらに消火栓も止めるという暴挙に出た。他方、人体に有害な催涙液は豪雨のように降り注ぎ、充満する催涙ガスに組合員らの目は充血、水泡やかぶれ、ただれた皮膚を洗い流す水もない。30度を超える連日の猛暑、夜中も続くヘリコプターの轟音、戦闘警察の襲撃で睡眠も取れないばかりか、催涙液・催涙ガスによる皮膚炎や呼吸困難、肺炎などが組合員らを苦しめている。 しかし、工場に掲げられたスローガンは「殺人鎮圧糾弾!」
「対話をしないなら、いっそみんな殺せ!」だ。27日午前7時、平沢工場内の「勝利の広場」に総結集した組合員は、「ありったけの力で最期まで戦う!」「勝利まで戦おう!」とスローガンを叫んだ。中での決死の戦いに呼応し、平沢工場前では家族や市民らがテントを張って座り込み、民主労働党の国会議員らもハンストを続行中だ。28日夕にはキリスト者らが集まり、スト労働者の家族とともにロウソク集会を開き、飲料水や医薬品の供給を要求した。韓国国内での支援と連帯が大きく広がっている。
 さらに、全世界の労働者がサンヨン自動車支部の闘いに感動し、注目し、連帯闘争の動きが一気に広がっている。7月26日、動労千葉が熱い連帯声明を発した。「誇り高き双龍労働者の決死覚悟の闘いは、世界の労働者の雇用と生存をかけた闘争であり、数百万、数千万、数億の世界の人々を貧困と殺戮に追い込んだ新自由主義をうち破り、労働者の未来をつかむ歴史的闘いです」とサンヨン闘争を讃え、「動労千葉は、皆さんの闘いに応えるために、何よりもこの日本の地で、自らの職場で、地域で、全国政治闘争の場で、資本家階級の労働者支配と日本帝国主義の侵略戦争策動を最後的に終わらせるまで闘いを貫きます」と決意表明し、11・1に1047名解雇撤回と国際連帯を掲げて全国労働者総決起集会を開催することを呼びかけた。
 7月27日には香港の労働組合連盟がサンヨン労働者への弾圧に抗議して、韓国政府への抗議行動を呼びかけ、韓国総領事館へのデモを闘った。7月28日にはサンフランシスコでも、運輸労働者連帯委員会が、韓国領事館でサンヨン労働者への弾圧に抗議するピケット活動を展開している。ILO(国際労働機関)もサンヨンのスト鎮圧に公権力を投入しないよう、韓国政府に要望を出した。サンヨンの闘いに連帯し、サンヨンとともに勝利をつかもう!(J)

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