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8・1双龍自動車スト、徹夜交渉続く

双龍(サンヨン)自動車の労使交渉が徹夜で続けられる中、金属労組サンヨン自動車支部の工場占拠ストライキは72日目を迎えた。7月30日午前9時に始まった労使交渉は、31日午前7時ころに第4次交渉を中断した後、午後2時から再開と決まった第5次交渉を会社側が「複雑な事情ができた」として延期を通告してきた。交渉再開が決まらない中、同日夕には会社側が平沢(ピョンテク)工場正門を幅10メートルの大型コンテナで封鎖し、その上に鉄条網を張るという動きに出た。このまま交渉決裂、強行突破かと緊張が走った。正門をはさんで家族対策委員会や民主労総の労働者などが詰め寄り、「正門を封鎖するとはどういうつもりなのか! 緊急車両も入れないつもりか!」と強力な抗議が行われた。(写真)


 この正門封鎖が続く中、午後7時30分ころ、第5次労使交渉が再開された。まず実務交渉が2時間ほど行われた後、午後9時50分には労使代表による本交渉も始まった。交渉は中断されることなく8月1日朝を迎えている。
 労組はストライキ参加者だけでなく、全職員がともに循環休職をすることを要求している。これは、会社側が強引に労働者をスト破りに動員、労働者同士を引き裂いてきたことに対する対抗案として打ち出されているものだ。さらに会社側が労組を訴えた損賠訴訟や刑事告発についても懸案となっていると伝えられている。(J)
 ◆写真上=31日午前10時、徹夜で進めた第4次交渉を報告するハンサンギュン支部長
 ◆写真中=平沢駅前ではサンヨン自動車問題解決と水、医療品などの搬入を要求して無期限ハンスト座り込みが続いている(7月31日)
 ◆写真下=31日夜のサンヨン自動車平沢工場正門前。コンテナで封鎖された正門前にはストライキ労働者に渡そうとして阻止された飲料水が置かれている

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