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動労総連合大会、検修外注化阻止へ決戦態勢築く

 動労総連合は第24回定期全国大会を12月13~14日、千葉市のDC会館で開催し、この間の巨大な前進を勝利的に総括するとともに、組織の存亡をかけた決戦として「検修・構内業務全面外注化阻止、組織拡大」を柱とする10春闘に総力で立ち上がる方針を確立した。「反合闘争を闘い抜けるかどうかが労働組合の試金石」(川崎昌浩書記長)として、全面外注化攻撃に立ち向かうとともに、国鉄1047名闘争の勝利に責任を取りきる立場から来春2月の集会を全国結集の大闘争として呼びかける方針を提起した(2月13日〔土〕東京・代々木公園)

 討論では、大江照己・動労西日本委員長がこの間の動労西日本再建の経過を報告。動労水戸からは「何波ものストライキで情勢を変え、強制配転を止めた」と勝利感あふれる報告が次々と行われた。運転士不登用事件の当該で運転士を希望した3人が12月1日から本線乗務に就いたことが報告され、拍手がわき上がった。動労千葉幕張支部の山田護支部長は「外注化はすごい攻撃ではあるが決定的なチャンスでもある。本気で組織拡大を実現し勝負する」と決意を表明した。動労連帯高崎の代議員は「いつ尼崎のような事故が起きてもおかしくないと現場でひしひしと感じる」と検修職場の現状を危機感をもって報告。他の単組からも「当局は場当たり的な対応ばかり。技術継承もへったくれもないのが現状」と深刻な安全崩壊の現実が突き出された。
 石井真一副委員長は「破綻し、追い詰められているのは当局だ。他労組も含め現場は外注化に全員が反対。職場に怒りは満ちている」と強調した。君塚正治委員長は総括答弁で「外注化問題は反合・運転保安闘争の根本の部分。きっちり闘いきれば展望がある。この闘いに組織拡大の成否もかかっている」と檄を飛ばした。
 スト権が全会一致で批准され、大江照己さんが新たに本部執行委員に選出された。団結ガンバローを行い、年末から来春の決戦に打って出る決意を固めた。(詳報は2421号に掲載)

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