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国鉄の街・田端にキャラバンが登場!

s20100601a-1.jpg 新たな国鉄闘争を訴えるキャラバン隊は5月31日(月)、田端駅前に登場した。田端駅周辺は、JR東京支社ビルを始め、上野保線技術センター、田端運転所、尾久車両センター、さらに貨物施設など鉄道業務の拠点が密集する国鉄の街である。キャラバン隊は地区の仲間と一体で朝の田端駅前ビラまきから決起し、駅前街宣から鉄道拠点へのスポット演説、労組回りなど、PRカーをフル回転させて田端の街中に「国鉄1047名解雇撤回」を訴えて走り回った。
 署名を開始すると、まずは60代の労働者たちが次々と寄ってくる。

s20100601a-2.jpg 「何も言わなくても国鉄のことはよくわかっているわよ」「ミルクスタンドに知り合いが送られた時は本当に許せないと思った」「解雇撤回にカンパする」。国鉄の街で23年間の闘いの苦楽を共にしてきた地域の労働者だ。国鉄闘争の奥深さを改めて実感した。
 さらに鋭敏に署名に応じたのは若者だった。「鳩山打倒!」のゼッケンに大喜びし署名板にやってくる。ある学生はグループで署名テーブルに近寄り、首切り自由の社会への怒りを口々に語り、法政大学で学生が逮捕されていることに「テレビで見て知っている。知り合いも法政にいてよく話しになる。絶対に許せない」と怒りを表明して、6・13大集会のチケットを買い、参加を約束。
 夕方になると、仕事を終えた地区の労働者も合流し、田端駅前の街頭宣伝はJRの労働者の熱い注目を受けながら熱気を帯びて展開された。国鉄労働者は、最初は周りの視線を気にして署名へのハードルが高い感じであったが、JRの青年労働者が一人わざわざ近づいて来て、団結を総括軸に闘う動労千葉の話を聞くと、とても嬉しそうにチラシを受け取って行った。胸に黄色の蛍光ペンを刺した国労組合員も何人もが腕をつきだし、チラシを受け取っていく。大勝利である。

s20100601a-3.JPG また田端運転所の前にPRカーを停めて若者が訴えると、たくさんの運転士が建物の外に出てきて話を聞いていた。国鉄労働者は間違いなく今のJRと体制内組合に疑問を感じ、闘いの路線を求めているのだ。6・13大集会のチケットは5枚売れた。1047名解雇撤回と動労千葉の反合闘争との団結を膨大な国鉄労働者に訴えることができたことが最大の成果である。もっともっとボルテージを上げて、6・13大結集に向けて闘おう!(SG)

 写真1:田端駅前で新たな国鉄闘争の開始を訴えるキャラバン隊
 写真2:喜んで署名する学生たち
 写真3:田端運転所前で国鉄労働者に訴えるキャラバン隊。奥の建物から運転士が何人もでてきて話を聞いた。

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