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JR復帰まで闘う  動労千葉を支援する会が総会

20150730b-1.jpg 動労千葉を支援する会は7月26日、2015年度定期全国総会をDC会館で開いた。動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁上告棄却と安保戦争法案の衆院通過というただならない情勢の中で行われた総会は、国鉄1047名解雇撤回闘争を断固継続するという動労千葉からの提起を受け、その闘いを動労千葉と一体となって貫徹しぬく方針と決戦態勢を打ち立てた。
 支援する会運営委員を代表して開会あいさつに立った東京西部の労働者は、「物販も解雇撤回闘争もこれからだ。解雇撤回・JR復帰の10万筆署名を生かし、地域に労働組合の拠点をつくり、支援する会の会員を拡大しよう」と呼びかけた。

 山本弘行事務局長が運動方針を提案し、「不当労働行為を認めた以上、解雇撤回・JR復帰以外にない」と力説した上で、①動労千葉の物販闘争を始め、外注化阻止や反合・運転保安確立の闘いを全力で支援する、②戦争法案を阻止し、改憲と戦争に突き進む安倍政権を打倒する、③動労千葉の闘いを全国に広げ、今秋、各地で網の目のように国鉄集会を開催し、11・1労働者集会に上り詰める、④「動労総連合を全国に」の闘いと一体となり支援する会と国鉄闘争全国運動の会員拡大に総決起する――などの具体的方針を訴えた。
 動労千葉からの提起を田中康宏委員長が行い、「最高裁の上告棄却決定は闘いの大きな節目だ。動労千葉はさらに闘い続ける」と切り出した。そして、JR採用差別を不当労働行為と認定した東京高裁判決を確定させたことを「歴史的事件」と断言した上で、「不当労働行為を認めながら解雇を撤回しないのは労働組合の根本的否定だ。これを許したら労働者の権利はすべて奪われる。だから動労千葉は全労働者の権利をかけて解雇撤回へ闘いぬく」と力説した。
 さらに、「動労千葉と支援する会の闘いこそが国鉄闘争を継続させ、産業報国会としての連合の完成を阻んできた」と説き明かし、連合をも分裂させて改憲勢力に仕立て上げようとする安倍の攻撃に全力で立ち向かおうと訴え、「必要があれば動労千葉は戦争阻止のストに立つ」と宣言した。
 また、「第2の分割・民営化攻撃は激烈だが、それはJR体制が根本的に破産しているから繰り出されてくる」と喝破し、外注化粉砕・非正規職撤廃へ真正面から闘えば必ず勝利できると提起して、動労総連合の出向無効確認訴訟に全力で結集しようと呼びかけた。
 動労水戸の高野安雄副委員長が連帯のあいさつを行い、外注化粉砕・常磐線延伸阻止の決意を示した。動労千葉争議団の中村仁さんが「解雇撤回まで最先頭で闘う」と不屈の意思を表明した。
 討論では、動労総連合建設の具体的進展や、支援する会が軸となっての労組拠点建設の闘いが報告された。まとめを神奈川の運営委員が行い、「青年の根底的決起と切り結ぶことに組織拡大の鍵がある」と訴えた。
 第二部の懇親会で支援する会は動労千葉組合員との交流を深め、一層の団結を打ち固めた。(K)

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