全国連西郡支部が第5回大会、勝利の方針打ち立てる
7月18日午後2時より、大阪・八尾市桂人権コミュニティーセンターで、部落解放同盟全国連西郡支部の第5回大会をかちとった。支部員を先頭に180人の労学が結集。支部結成以来の激戦につぐ激戦の4年間を前史として総括し、自ら引き寄せた革命的情勢のただ中で国鉄全国運動を軸に支部の闘う方針を打ち立てた歴史的大会となった。
末光道正事務局長の開会あいさつと、全国連杉並支部・品川支部や共闘のあいさつを受け、岡邨洋支部長が堂々たる基調報告を行った。
岡邨さんは冒頭、新自由主義と対決し国鉄全国運動を切りひらく中で部落解放をかちとることを鮮明にし、「動労千葉400の団結が国鉄1047名闘争の責任勢力として立ち、大恐慌を世界革命へ転化する闘いの最大の結集軸が打ち立てられた。80年代の地対協路線、96年の応能応益家賃制度導入も新自由主義の攻撃そのものだった。国鉄全国運動の力で部落解放闘争の未来を切りひらこう」と訴えた。
つづいて支部結成以来4年間の総括を提起した。去年の2・26森本政二さんへの住宅明け渡し強制執行に対して八尾北労組はストライキで決起した。「部落民も労働者だ。労働者が組合に結集し6千万労働者の解放に向かって激しく闘い団結を拡大していく時、この中でともに闘いぬく時に部落民自身の闘う団結、共同性も発揮される」「資本家による身分的差別を使った階級分断攻撃を双方からうち破り、労働者と部落民は階級としてひとつになった。これが新しい解放運動だ」「これこそ団結破壊のため国家権力をも動員して供託者をなきものにしようとする弾圧に屈さず、西郡支部が住宅闘争を貫きつかみとった地平だ」と誇り高く総括した。
岡邨さんは最後に「この闘いが全国連本部の敵対・破壊をぶち破り、新青年部長を生み出した。青年部建設にこそ解放運動の未来がある」「新執行部を先頭に国鉄全国運動と安保・沖縄決戦で菅政権を打倒しよう。住宅闘争勝利、八尾北明け渡し絶対反対。八尾北労組を拠点に、八尾市800事業民営化・外注化、道州制絶対反対の団結を拡大しよう。11月労働者集会1万人結集をかちとろう」としめくくった。
これに応え、新青年部長の佃文弘君が「国鉄分割・民営化が生きていけない現実をつくった。現場で動労千葉の物販に踏み切った。労働者は打てば響き返してくれる。労働者の団結に未来がある。青年部長としてこの団結を拡大する」と力強く決意表明した。
さらに大会では住宅明け渡し裁判と差し押さえ弾劾裁判の二つの闘争報告と、八尾北労組、八尾北命と健康を守る会が八尾北医療センター明け渡し絶対反対の烈々たる闘争宣言を発した。また、「獄中35年 星野文昭さんの再審無罪を勝ち取る決議」が採択された。全国連西郡支部は国鉄全国運動の先頭で闘うぞ! (全国連西郡支部・U)
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