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「地域の労働組合を甦らせる拠点に」―福島で「支援する会」結成

s20101025b-1.jpg 10月24日、動労千葉を支援する会・福島の結成集会が、30人の結集でかちとられた。「ドキュメント国鉄分割・民営化」のDVD上映をうけ、「動労千葉はよくがんばってきたなと思います。しかし闘いはこれからです。若い人たちにもがんばってもらいたい」と、呼びかけ人の清野和彦さん(元県教組委員長)が開会あいさつ。同じく呼びかけ人のJP労組の労働者が基調報告を提起。自らの職場をはじめ、各職場での支援する会の組織化が進んでいることを報告、同僚の青年が集会に参加していることを紹介して「支援する会を、地域における労働運動と労働組合を甦らせていく拠点にしよう」と力強く宣言。 

s20101025b-2.jpg あいさつに立った動労千葉本部特別執行委員の秋葉忠夫さんは、「4・9は労働組合が頭を下げた。動労千葉は毎年ストライキをやって当局に頭を下げさせて解雇撤回をさせた。1047名も闘いぬいていけば絶対に勝てる。それが労働組合の運動です。それが私たちの自負です」と、4・9情勢で問われていることの核心を一言で明らかにした。支援する会事務局長の山本弘行さんは、「チケットをもってオルグに回っている動労千葉の組合員一人ひとりにもっと接近する必要がある。11・7へ全力あげよう」と檄を発した。
 連帯のあいさつは3人。「ともに闘う国労の会」共同代表の橋本光一さんからは、「分割・民営化は現場労働者にとっては合理化と安全破壊として今も続いている問題。動労千葉は私の光だと思っている。国労を動労千葉のような組合にする」と鮮明な決意が語られた。福島合同労組の委員長からは、「資本との力と力の対決、労組を武器に対決するしか道はない時代になった。定期大会で、全国運動を担っていくこと、支援する会を職場と地域に拡大していくことを方針として決定した。団結を大事にした労働運動をつくっていく」と報告と決意が述べられた。福島星野文昭さんを取り戻す会からは、全国運動の力で星野さんを奪い返そうとアピールがなされた。
 職場からの決意では、自治労の青年の仲間から「『今は公務員改革にそなえて力をたくわえておくべき』などといって闘わない本部を許さず、支援する会を職場に拡大する」という決意、NTTの仲間から「NTT労組をひっくり返そうと、動労千葉物販を職場の全員に提起して、支援する会の会員も増やしている」という報告と決意が述べられた。広域行政事務組合の解散にともなう老人ホームの民間移譲、分限免職・選別再雇用攻撃と闘っている医療・福祉の仲間の、「移譲先の資本から小論文、数回の個人面談が提起された。労組は全員の雇用の確保をゆずらず、一切の分断攻撃を拒否することを決定した。上部の自治労の妨害を許さず、動労千葉のように団結して闘う」という戦闘宣言は、全参加者の心をとらえ拍手が鳴り止まず、今後の闘いの方向性を指し示した。職場と地域の団結の要になるべく、11・7の組織化に全力で決起する決意をうち固めた集会となった。(福島・Y) 

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