1. HOME
  2. ブログ
  3. 12・19三里塚緊急現地闘争、「切り回し道路」工事粉砕へ怒りのデモ

12・19三里塚緊急現地闘争、「切り回し道路」工事粉砕へ怒りのデモ

s20101220a-1.jpg 12月19日、三里塚現地において「第3誘導路工事粉砕、切り回し道路への切り替え阻止」を掲げた緊急闘争が開かれ、三里塚闘争支援連絡会議と反対同盟の呼びかけに応えて労働者人民が結集し、農民追い出し攻撃に対する怒りをみなぎらせて闘いぬいた。
 成田空港会社(NAA)は反対同盟・市東孝雄さんに対し、市東さん宅前の道路(旧小見川県道)について「切り回し道路への切り替えを1月に行う」旨を一方的に通告してきた。「第3誘導路」建設の手始めとして、道路をトンネル化するため市東宅の目と鼻の先で通行止めし、付け替え道路を造ってそこを通らせるというのだ。 

s20101220a-2.jpg 団結街道を封鎖し畑までの行き来に理不尽な迂回を強いている上、さらにあからさまな営農妨害のための工事を進めようというのだ。許すことはできない。
 真冬の寒気をはねとばす勢いで、市東さん宅南の開拓組合道路に旗、のぼり、プラカードなどを手に100人を超す労働者人民が結集し、午後1時半、司会の大熊寿年さん(野戦病院)の「第3誘導路を絶対に粉砕しよう」という第一声で集会が始まった。
 北原鉱治事務局長が最初の発言に立ち、「3代続いた農家の農地と住居を第3誘導路で空港の中に無理やり囲い込もうとしている。これが人間のすることか! 軍事空港粉砕・戦争阻止へ、一人ひとりが立ち上がる時だ」と強く訴えかけた。
 続いて動労千葉の川崎昌浩執行委員がマイクを握り、12・3ストで3人の労働者が動労千葉に加入したことを高らかに報告し、「外注化攻撃粉砕へ年末年始返上で闘い、勝浦市長選にも必ず勝利する」と決意を明らかにした。
 支援団体の発言の最初に、中核派を代表して現闘の同志が立った。「切り回し道路への切り替えを断固実力阻止する。三里塚は成田の軍事空港化の前に現実に立ちはだかり勝利している。第3誘導路を必ず粉砕しよう」と闘志をむき出しにしてアピールした。
s20101220a-3.jpg シュプレヒコールを行って、デモに出発。大量動員された機動隊と私服刑事の弾圧策動を一蹴し、参加者は「切り回し道路」の工事現場前から危険なヘアピンカーブを右折、市東さんの畑までのデモを貫徹した。
 鉄のフェンスで包囲された畑には、豊かな作物が実っていた。市東さんがマイクを取り、「昨年はさまざまな攻撃がかけられてきました。来年はもっと激しくなるでしょう。ご支援よろしくお願いします」とあいさつし、参加者は大きな拍手で応えた。
 2010年、三里塚は激闘に次ぐ激闘だったが、市東さんと反対同盟は疲れも見せず新年へ躍り込もうとしている。この心意気を共有し、全力で立ち上がろう。第3誘導路粉砕、農地強奪阻止を! 労農連帯の力で2011年の勝利へと前進しよう。(TN) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択