伯備線事故5周年弾劾! 米子で国鉄集会とデモ貫徹
1月22日、鳥取県米子市において「伯備線事故5周年弾劾!国鉄1047名解雇撤回!JR検修全面外注化阻止!」を掲げた国鉄集会とデモを貫徹した。本年の集会とデモは、伯備線事故弾劾!という怒りだけでなく、年末年始の「豪雪被害」でのJR西日本米子支社のおおよそデタラメな安全無視の体質によって、要員不足による復旧の遅れ、列車の立ち往生やラッセル車の脱線などが発生し、この全てが国鉄分割・民営化以来の保線や施設・設備の管理・修理の外注化に起因していることが、誰の目にも鮮明になった中で開催された。市民の怒りもJRの安全崩壊と儲け主義に対する怒りにむけられている。集会の前に行ったJR米子駅周辺での街宣では、国労共闘や動労西日本の現場労働者の怒りのアジテーションに多くの通行人が聞き入っていた。圧倒的な注目だ!
集会へは、地元の山陰をはじめ広島、岡山や関西から37人が結集した。職場で動労千葉労働運動をいかに組織するのか、国鉄闘争全国運動-動労千葉支援する会・共に闘う国労の会の会員拡大や動労千葉・国労原告団物販の強化、何よりも青年を獲得しよう、階級的労働組合をよみがえらせるために組合権力を取ろう!という決意を実践的に提起した国労共闘・米子の鷲見貢さんからの基調報告が圧巻であった。特に具体的に、国労米子地本に動労千葉学習センターのブックレットを持ち込んで、共に闘う国労の会の会員拡大を実現していこう!という方針が鮮明に打ち出された。
「共に闘う国労の会」の全国での300名の組織化は、6カ月決戦の中でなんとしても達成しなければならない課題だ。米子においても会員獲得とは、階級的労働運動を闘う国労の再生そのものであり、国労本部が連合への合流を画策する7月定期大会までが勝負である。このような時に革命派として断固職場に登場しようという国労共闘・米子の決意表明は全体の感動を呼んだ。国労共闘は、この方針で職場に分け入り、党派闘争に勝利して、組合権力を獲得して、何としても動労千葉労働運動を作り出す。
5・27国労臨大闘争弾圧裁判被告団の小泉伸さんと被告団長の富田益行さんとが発言に立ち、平成採獲得と国労権力奪取を熱烈に訴えた。動労西日本の大江照己委員長は、伯備線事故で亡くなった労働者と家族の無念を晴らすためには、反合理化・運転保安確立の闘いにJRの労働者こそが決起する必要がある、組織拡大を必ず実現する!と熱烈に発言した。動労西日本の山田和広副委員長がこの間の闘いの報告を行い、青年こそ外注化攻撃と闘う!と自らの決意を断固として言い切った。
「動労千葉を支援する会・山陰」呼びかけ人から発言を受けた後、参加者から次々と決意の表明が続いた。集会終了後、直ちにデモ行進に移った。雪の残る大通りを氷雨が落ちてくる中、意気軒昂とデモをやり抜いた。動労西日本の山田副委員長のデモコールは駅前のビル街に響き渡った。最後は駅前広場でシュプレヒコールを挙げて力溢れるデモを貫徹した。米子駅ビル内の米子支社入口までデモ隊は進み、怒りの申入書を国労共闘・米子の仲間が読み上げた後、動労西日本の大江委員長の団結ガンバローで、全一日の行動を締めくくった。(OS)
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