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8・5NAZEN結成大会が大成功!

s20110806a-1.jpg 8月5日、すべての原発いますぐなくそう全国会議(略称「NAZEN」)の結成集会が、会場に入りきらない700人の結集で、広島市東区民文化センターで感動的に打ち抜かれた。これは、国鉄闘争全国運動と並ぶ位置をもった、日本における反原発闘争の全国的な大衆運動の柱となる運動体の歴史的な創成である。「すべての原発の即時停止・廃炉」を掲げて、全国各地で闘われている反原発闘争をひとつに結びつけ、社会全体を変える巨大な力へと発展させていく闘いがついに始まった。 

 「フクシマ」の怒りと闘いを代表して国労郡山工場支部の橋本光一さんは、政府の基準の数十倍の放射能で汚染されている福島の職場の実態s20110806a-2.jpgと、これを強制する資本、さらに資本の手先となっている御用組合幹部を徹底弾劾した。その上で、6月19日の福島集会で「労働者自身が一切の責任者への怒りを爆発させて団結することが、すべてを解決する力を生み出すことを示した」と重要な総括を提起した。反戦被爆者の会の下田禮子さんは「私たちは被爆したときからすべての原発に反対してきた」と、被爆者はその原点から原発に反対であったことを明らかにし、反原発闘争に広範な若者が立ち上がっていることに「被爆者として希望を感じている」とエールを送った。ビキニで被爆した大石又七さんは、「地震列島に原発を作ったのは日米の核政策を日本の民衆に認めさせるためだったのだ」と怒りをもって弾劾し、明日からの闘いへの決意とした。
 アメリカから駆けつけたシンディー・シーハンさんは、「世界中の闘いは、邪悪な新自由主義との同じ闘いだ」「私の国はずっと侵略戦争をし続けてきた。これを止めることができるのは私たちの闘いだけだ」「メキシコ湾に原油をまき散らしたBPや東電など犯罪企業に責任をとらせるためには、私たちが権s20110806a-3.jpgs20110806a-4.jpg力をとらなければならない」「反戦・反核闘争を世界的なものにしよう」と熱く訴え、会場は熱気に包まれた。
 集会では、南部バス労組の仲間や動労千葉の田中康宏委員長を始め、多くの熱烈な発言が行われたが、とりわけ感動的だったのは、青年労働者、特に若い学生の怒りをほとばしらせた発言だった。彼らの率直な怒りの言葉はすべての参加者の心を洗うような感動を与えた。正直、反原発闘争の高揚と同時に、闘いの発展を必死で抑え込もうとする動きもまた強まっている。66年目の8月6日には、反原発闘争に追いつめられた菅や連合(核禁会議)を先頭とする原発推進勢力が、ヒロシマを食い物にしようとやってこようとしている。だからこそ、8月5日に新たな反原発闘争の全国運動が結成されたことは決定的な勝利だ。
 集会のまとめとして、NAZEN事務局長の織田陽介・全学連委員長が「明日からのヒロシマ・ナガサキ闘争を全力で闘うこと。すべての原発の再稼働を絶対阻止すること。自らの職場・学園・生産点で反原発闘争を闘うこと」の三つの方針を提起した。新たな闘いが始まった! 8月6日からのヒロシマ・ナガサキ大闘争を世界を一変する大迫力で大成功させよう!(SG)(詳報は8月15日発行の前進2499号に掲載します)
 

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