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「労働者と農民の闘いを今こそ一つに!」千葉県三里塚集会が大成功

s20111003c-1.jpg 10月2日、第5回千葉県三里塚集会が千葉市のDC会館で開かれた。県内を中心に労働者、農民、学生、市民ら多数の参加者の熱気の中で、全員が1週間後に迫った10・9三里塚全国集会への総決起を誓い合った。
 三里塚現闘本部攻防のニュースなどのビデオが上映されたあと、ちば合同労組の2人の青年労働者が「原発を止め人間らしく生きるためにも、三里塚闘争に立ち上がろう」と開会のあいさつを行った。
 さっそく三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが紹介され前に並んだ。 

s20111003c-2.jpg 北原さんは「結論は原発をなくすことだ!」とこの情勢に対する不動の姿勢を強調した上、市東さんの農地を強奪しようとする「国策」の反人民性を怒りを込めて断罪した。そして「自分たちが生きるために市東さんの闘いを支えなければならない」と10・9への参加の意義を語った。伊藤さんは「三里塚は人間の誇りをかけた闘い。労農同盟の発展のために闘おう」と訴えた。宮本さんは「現闘本部であんな卑怯なやり方しかできないところに、空港は追いつめられている」と述べた。この反対同盟の熱いアピールに、会場は大きな拍手で応えた。
 続いて千葉県の農民2人が連帯発言に立ち、福島の農家が置かれている苦境と三里塚の「農地死守」の闘いの意義を語り、市東さんの農地を守る決意を表した。
 動労千葉の田中康宏委員長は、構内業務外注化実施を打ち返した勝利を踏まえ、新自由主義攻撃と闘う反対同盟と動労千葉による労農同盟の今日的意義を強調した。そして「9・19で切りひらかれた情勢をさらに進めるために、10・9三里塚へ。そして11・6全国労働者総決起集会の1万人大結集を」と熱烈に要請した。次に千葉大の学生が発言に立ち、「国策に反対してもむだだ、とでも言うような国のやり方は認められない」と三里塚闘争への連帯を表し、10・9―11・6への参加を表明した。
 休憩をはさんで自由討論になり、全学連の斎藤郁真委員長、動労千葉争議団の中村仁さん、全学連現地行動隊、三里塚現闘などが次々と発言し、古くからの活動家からフレッシュな青年労働者・学生まで、三里塚に寄せる思いを率直に表し合い、会場は大いに沸いた。ここで北原事務局長が再び発言を求めマイクを握った。「闘いは人の生き方を決める。悩める者があったら三里塚に来たれ! 今農民と労働者の闘いが一緒になることは絶対に必要だ」と特に青年・学生へ向けて奮起を促し、大きな共感の拍手を浴びた。
 10・9当日の現地への結集方法など具体的な確認ののち、締めくくりに団結ガンバローを三唱。労農学、老壮青が連帯を深め、三里塚闘争の新たな発展の息吹に満ちた千葉集会は大成功した。(TN) 

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