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「解雇撤回・非正規職撤廃を!」鈴コン分会が早朝社前抗議行動

s20111210a-1.jpg 12月7日、東京西部ユニオン・鈴木コン分会は「解雇撤回!」を力強く訴える社前抗議行動に立ち上がった。早朝、鈴コン分会と西部ユニオンを始め合同・一般全国協の各ユニオンなど20人が鈴木コンクリート工業の社前に立った。この日は内尾稔分会長の解雇日だ。出勤する労働者、ミキサー車で待機する労働者にマイクで訴えた。まず分会長が落ち着いた声で「おはようございます。今日も安全運転でいきましょう」と話し始めた。工場から職制がビデオカメラを持ちドタバタと出てくる。分会長は続けた。「今日で私を解雇にすると会社は言っています。他の組合員にも解雇通告が出ています。われわれは、間違ったことはしていません。ですからこの解雇は撤回してもらいます」 

s20111210a-2.jpg 「私はミキサー車に乗るのはさし当たり今日まででいったんできなくなります。少し時間がかかるかもしれませんが、必ずこの職場に戻ってきます。みなさん、働きやすい職場にするまで一緒にがんばりましょう」。分会長の訴えを、労働者はじっと聞き入っている。
 続いて吉本伸幸分会書記長(東京西部ユニオン委員長)がマイクを取った。「来週には、自分も含めてあと2人が解雇です。分会長と私は2年前から田口さんの解雇を争っている労働委員会への申立筆頭人です。仲間の解雇撤回を求めたら“おまえも辞めろ”という不当解雇です。みんなよく聞いてくれ! みんなが知っているように分会長は2年半前の組合結成時からずっとみんなの先頭にいます。必ず撤回させ原職復帰させよう」
 分会のアピールが続いた。「先月、新入組合員がまだ入社4カ月ほどなのにクビにされた。そのあとやっと応じた団交で会社はひどい理由を言っていました。絶対に納得できません。今この鈴コン分会のことは、この会社内だけの問題じゃなくなりました。全国に仲間がいます。この工場を二重三重に取り巻くこともできます。われわれ分会とともに解雇撤回させよう」
 西部ユニオンの山本敏明副委員長も訴えた。「ユニオンは鈴コン分会がつくられたときから今まで、雨の日も風の日も分会とともにあり、常に職場のみなさんと心は一つです。3カ月契約のもとでは『何かやったらクビ』という圧力がある。しかし負けずに分会はストライキをやった。これは2年前解雇され、今年8月に残念にも逝去された田口守組合員が一番大事にしてきたこと、労働者の誇りを守る闘いです。今回の解雇は『闘うな、団結するな』という意味です。撤回させる力は、職場のみなさんの団結以外にありません。闘えば勝てます」。社前で「解雇撤回!」のシュプレヒコールをたたきつけた。
 鈴コン分会闘争は、11・19緊急集会から一気に全国化し、11月末からほぼ連日朝夕、会社直近の板橋区・浮間舟渡駅を始めとした街頭宣伝活動が合同・一般労組全国協によって開始されている。反響はすごい。分会も連日の闘いだ。11月24日には半年ぶりの団交で、不当解雇を弾劾して徹底追及した。会社は具体的解雇理由を出せないために苦し紛れのデッチあげをやっているが、そこまで追いつめているのだ。一方で、手当廃止への異議申立の簡易裁判所調停では、まともな会社ではないことを暴いて押しまくっている。
 12月22日には、東京・北区赤羽会館ホールで鈴コン闘争勝利への総決起集会(午後7時開会)が開かれる。12・22大集会へむけて、職場と街頭で<解雇撤回・非正規職撤廃>を掲げて闘おう。(東京西部・Y) 

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