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「外注化を絶対に止める!」動労千葉が団結旗開きで決戦突入宣言

s20120111a-1.jpg 動労千葉の団結旗開きが1月7日、DC会館で開催され170人が集まった。今年の旗開きは、検修構内業務の外注化攻撃がいよいよ動き出し、また基地統廃合反対の指名ストライキのただ中での開催となり、決戦突入宣言を高らかに発する場となった。
 冒頭、繁沢敬一副委員長が「今年は動労千葉にとっても国鉄分割・民営化以来の決戦の年。外注化阻止、基地統廃合―組織破壊攻撃粉砕を掲げ、みなさんとともに意気高く闘い抜いていきたい」と戦闘的に開会を宣言した。
 

s20120111a-2.jpg あいさつに立った田中康宏委員長は、3・11大震災と福島第一原発事故をはじめとする激動の1年を振り返った上で、「2011年に起きたことは始まりに過ぎない。世界中で労働者の闘いが爆発し始めている。この動きはもう誰にも止められない」と述べ、「今年やりたいことは闘う労働組合の復権だ。それができれば間違いなく時代は動き出す。何十万人、何百万人もの人びとの怒りの声、変革への思いが渦巻いている。これが団結し、その団結の中心に労働組合の旗を立てることだ」と2012年の課題を突き出した。そして「私たちはこの労働組合復権の闘いを、国鉄闘争にこだわり抜く中からつくりたい。国鉄分割・民営化からすべてが始まった。そして、この攻撃は今も血を流しながら続いている。3月には大量の契約社員(グリーンスタッフ)が首になる。しかもJRは、首にしたベテラン労働者を自らの派遣会社に抱え込み低賃金で働かせようとしている。青年を使い捨て、未来を奪って暴利をむさぼるような社会でいいはずがない。労働法規が規制緩和されたから自動的に労働者が非正規職に突き落とされたわけではない。一つひとつの職場攻防を労働組合が闘えなかった結果だ。動労千葉は『外注化・非正規職化は止めることができる』ということを現実の闘いで示したい。そのことを抜きに労働組合復権と言っても空論に過ぎない」と当面する闘いの意義を明らかにした。
 来賓あいさつの冒頭、この日の午前に三里塚反対同盟の鈴木謙太郎さんが急逝されたことが司会の大竹哲治副委員長から伝えられ、参加者に衝撃が走った。大竹副委員長は、反対同盟と固く連帯して闘い抜くことをあらためて表明した。
 動労千葉顧問弁護団などのあいさつの後、家族会会長の山田佐知子さんらと田中委員長が鏡開き。参加者全員が杯を掲げて12年の奮闘を誓い合った。
 決戦の先頭に立つ動労千葉争議団の中村仁さん、幕張支部の山田護支部長、京葉支部の青年が次々とマイクをとって決意表明。山田さんは「本当に外注化阻止で闘う時が来た。青年部で国鉄分割・民営化と闘った頃の気持ちで、組織拡大をかちとり、絶対に外注化を止める」と烈々たる闘争意志を示した。基地統廃合反対の指名ストを継続中の千葉運転区支部と銚子支部の代表は、3月ダイヤ改定時の基地統廃合を粉砕したことを勝利感をもって報告し、さらに当局を追い詰めていく決意を語った。
 動労千葉は昨年、外注化阻止と組織拡大の職場闘争を軸に本当に大きな前進を切り開いてきた。組合員の発言にはその自信と確信があふれ、いよいよ決戦本番を迎えた緊張感と決意にみなぎる旗開きとなった。(O) 

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