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7・13官邸前、弾圧体制打ち破りまたも空前の怒りの大結集!

s20120714a-1.jpg 大飯原発再稼働への怒りがますます高まる中で、毎週金曜日の首相官邸前デモが、さらに大きく広がっている。
 6月29日、7月6日は参加者が20万人、15万人となり、2週連続で首相官邸前の道路の6車線がすべてデモ参加者により占拠された。闘いの広がりに圧倒された警視庁は、7月13日の金曜日デモを前に弾圧体制をエスカレートさせると発表。当日は数十台の機動隊バスが6車線の道路の左右の歩道脇をすき間なくびっしりと埋め、さらに歩道脇に高さ1メートル50センチほどの鉄柵を設置した。「今回こそは参加者を車道に出させない」という、必死の体制を敷いたのである。 

s20120714a-2.jpgs20120714a-3.jpg しかし、そのように弾圧体制を強化しても、官邸前に集まってくる人びとの勢いはますます高まるばかりだった。その結果、集まった人びとは官邸前の道路の歩道を埋め尽くしただけでなく、さらにどんどん広がった。官邸前、国会議事堂の正門前、内閣府や財務省、経産省の周辺、いたるところの歩道が人で埋め尽くされた。永田町だけでなく霞ヶ関一帯までも、丸2時間にわたって「再稼働反対」「原発いらない」のコールがとどろき渡ったのだ。
 「故郷(ふるさと)双葉町を返せ」というメッセージボードを持って参加した、双葉町から東京に避難している女性は「福島県以外の人たちがこんなに集まって一生懸命声を上げている。だから福島の自分も頑張らなくちゃいけないと思って参加しました。再稼働には絶対反対。大飯では、事故が起きた時の避難所も逃げる道路も用意されてない。私たちは双葉町から避難所への誘導も全然ない中で逃げた。それが本当につらかった。しかも放射能の強い方に逃げていたということも後でわかった。大飯の人たちに私たちと同じ思いをさせたくない」と語った。
s20120714a-4.jpgs20120714a-5.jpg 黄色い傘に反原発マークを下げてアピールする神奈川の女性は「昨晩遅くまでかけてこのメッセージボードをつくって来ました。警察が私たちをこんなふうに扱うのはおかしい。ここに来ると、日本の社会がおかしいということがわかる。みんなで安心してのどかにくらせる社会に変えるために頑張りましょう」と述べた。
 警察の異常なまでの警備体制への怒りも高まるばかりだ。参加した男性は「今日はいよいよ鉄柵までつくった。私たちは犯罪者ですか。囚人ですか。私たちがそんな扱いをされなきゃいけないいわれは絶対にない」と憤った。
 インターネットやマスコミ報道などで毎週のデモの存在を知り、初めて参加したという人もものすごく多かった。
 さらにこの日、「再稼働反対」を訴えるデモ・抗議行動は全国14都道府県に広がった。大飯原発を抱える関西電力本店前に加え、北海道・札幌、佐賀、鹿児島など原発立地道府県を始め各地で、首相官邸前と同時刻の午後6時から、地元の労働者人民が「再稼働反対」をアピールした。闘いはさらにさらに広がり、人びとの思いは高まるばかりだ。
 これほどの怒り、これほどの必死さ、これほどの真剣な訴えは、どんな弾圧体制を敷こうと抑え込むなどできない。
 職場・地域の仲間とともに、7・16代々木公園集会に駆けつけよう。再稼働阻止、全原発廃炉、野田政権打倒へ、さらに闘いを広げよう。(S) 

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