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在沖米軍の実弾演習に抗議し、北富士演習場ゲート前行動に立つ

s20121123b.jpg 山梨合同労働組合と、とめよう戦争への道!百万人署名運動山梨連絡会、同郡内地区連絡会は、11月10日午前10時、北富士演習場ゲート前でこの日より21日まで行われる在沖米軍の長距離実弾演習に抗議し、その中止を求める行動を展開した。演習には海兵隊200人が参加し、155ミリ榴弾砲などの実弾演習が行われる。
 ゲート前に横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げた後、対応に出てきた姫野北富士演習場管理室長に対して、森本敏防衛大臣宛に3者による申し入れを行った。 

 米オバマ政権は太平洋重視政策を打ち出し、中国との経済的、軍事的対峙・対決を強めている。中国を空と海から攻撃する「エア・シーバトル」構想をもって、中国侵略戦争を構えようとしている。自衛隊もこれに呼応し、沖縄、南西諸島重視の方針を策定し推し進めている。沖縄県民の激しい怒りを踏みにじって行われているオスプレイ配備・飛行訓練、そして名護・辺野古への新基地建設はこの一環だ。
 今回の実弾演習と時を同じくして、11月5日から16日まで、沖縄近海などで自衛隊3万7千人、在沖米軍1万人が参加する日米共同演習が行われている。敵に奪われた島を取り戻すという想定の「島嶼奪還演習」の実施は沖縄県民の猛反対の前に中止となっているが、これは中国を敵視した日米共同の戦争訓練にほかならない。今回の北富士での演習はこれと一体の侵略戦争訓練だ。断じて許すことなどできない。
 今回の実弾演習は、「沖縄の負担軽減」を名目に、沖縄の県道104号越え実弾射撃訓練の移転演習として強行された。しかし辺野古への新基地建設、オスプレイ配備、度重なる米軍犯罪など、沖縄県民への負担は増すばかりだ。米軍の沖縄からの撤退以外に解決の道はない。
 私たちは9月の10万人決起に見られる沖縄の怒りと連帯し闘う。基地労働者を先頭とする安保粉砕・基地撤去の闘いが勝利の道だ。オスプレイは沖縄への配備とともに岩国、キャンプ富士、厚木への配備・訓練が行われようとしている。キャンプ富士への配備に反対する。
 また「地元民に入会地を返せ」と農民として生きんがために実弾演習の前に体をさらし、「富士を撃つな」「富士を平和の山に」「富士を朝鮮につなぐな」と闘い続けてきた北富士農民(北富士忍草母の会)の闘いを引き継ぎ闘う。北富士演習場の中央部分は梨ヶ原という北富士農民の入会地だ。北富士演習場を撤去し、地元農民に返すことを強く求める。
 野田政権は「尖閣諸島」の国有化を宣言し、排外主義をあおって改憲と戦争への道をおしすすめ、それと競い合うように安倍、橋下、石原が登場してきている。新自由主義は労働者人民をボロ雑巾のごとく切り捨て、非正規職を蔓延させている。こうした政治の延長は1%の資本家どものために労働者を鉄砲玉とする戦争への動員だ。新自由主義と対決する労働運動の再生こそが戦争を止める力だ。外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを推進し、野田政権の改憲・戦争、原発推進を打ち砕こう。(山梨・M) 

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