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総選挙の欺瞞を弾劾し、11・30官邸前行動に結集

s20121202a-1.jpg 11月30日、総選挙の大キャンペーンの中、首相官邸・国会前、文科省前などに多くの労働者人民が結集した。たたきつけられるシュプレヒコールの一つひとつに、事故を起こしてなお原発を推進する政府への怒りと、なんとしても原発を止めようという決意がみなぎっている。
 文科省前では午後6時前から、ふくしま集団疎開裁判を闘う仲間が結集し、避難を求めて訴えが続けられた。福島や郡山に行ってきたという青年は、福島の現実をなんら伝えず総選挙についても極右勢力の主張であふれる報道を弾劾し、「最大の被害の福島をなぜ問題にしないのか」と総選挙の欺瞞を暴いて断罪した。 

s20121202a-2.jpgs20121202a-3.jpg 福島からの避難者は、「安心・安全といわれてきたが、もう地元には帰れない」と怒りを爆発させ、「原発はさっさとゼロに」と訴えた。抗議に来た男性は、「文科省は中に入れて話を聞け!」と文科省を弾劾。
 疎開裁判を闘う弁護士からは、国連人権理事会の調査団ですら、情報を隠し被曝を強制する日本政府を批判する見解を示していることも報告された。「SPEEDIの情報を公開せず、状況をさらに悪化させた」「年間20ミリシーベルトという基準値を使用したことは不適切」「(子どもの甲状腺検査について)二次検査を受けることもできず、要求しても診断書も受け取れない。事実上、自分たちの医療記録にアクセスする権利を否定された」と、そのあまりにも醜悪な実態が暴露されている。そして、原発作業員について「一部の作業員はきわめて高濃度の放射線に被曝した」「何重もの下請け会社が介在して、大量の派遣作業員を雇用している。その多くが短期雇用で、雇用契約終了後に長期的な健康モニタリングが行われることはない」と、被曝労働の実態も報告された。求められているのは、この被曝労働と対決し、労働者の命と生活を守る労働組合だ。
s20121202a-4.jpg 午後6時、官邸前でコールが始まる。「大間つくるな!」「大飯をとめろ!」「再稼動反対!」。気温が下がる中、熱いシュプレヒコールが鳴り響く。そして、12月15日の「Nuclear Free Now さようなら原発世界大集会」にあわせて、「脱原発世界大行進2」への大結集が呼びかけられた。
 ここに集まった労働者人民の声と行動こそが、原発をゼロにまで追い込んだ力だ。12月15日、100万人の大行動を!(全学連・JK) 

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