東北石けん闘争、勝利へ地労委結審一日行動打ち抜く!
12月14日、東北石けん不当解雇撤回を求める地労委闘争の結審をむかえ、勝利命令をたぐり寄せるための一日行動を打ち抜きました(写真)。
早朝から東北各地から35人の仲間が門前に結集。肌寒い気温は、4年前のストライキを思い出します。“資本と労働者は非和解だ、絶対に解雇を撤回させて、労働者の反乱を広げてやる”と誓った原点を振り返りながら、「直ちに解雇を撤回し、組合員を就労させろ!」と皆で叫びました。門前就労要求行動で、職場に戻る決意を会社に鮮明に突き付けました。
地労委には傍聴席をこえる50人が結集。当該が4年間の闘いの一切をかけて作り上げた渾身の「最後意見陳述書」は、資本の組合差別の不当労働行為を徹底的に暴ききり、傍聴席の全員が「ナンセンス!ふざけるな!」と怒りをたたきつけ、公益委員や資本を圧倒しました。最後意見陳述のすべてに、参加者全員が勝利を確信しました。
夕方からは「東北石けん闘争勝利! 12・14総決起集会」が、この日の闘いと4年間の東北石けん闘争のすべてを総括し、勝利へ向けて一丸となって闘う決意を込めて開催されました(写真)。
基調では、組合結成以降の格闘を通してつかんできた勝利の確信が提起されました。「解雇の前年、07年にいったん労働組合をつくったが、社長の『それなら廃業する』の脅しの前にいったんは屈してしまった。しかし、新工場への移転に際して、ここで屈したら労働者としても、人間としても終わってしまうという思いから闘ってきた。闘いの中で資本の悪逆さを知り、労働者と資本は非和解であることをつかんできた。仲間との団結に賭けて闘いぬいてきた」「労働組合は解雇撤回・職場復帰の原則のもと、団結を守り抜き、資本と闘えることを東北石けん闘争は立証してきた」と、確信を込めて提起しました。
集会に駆けつけた東京西部ユニオン・鈴コン分会の仲間、ふくしま合同労組、国労秋田闘争団・小玉忠憲さん、そして地元の労組から連帯のあいさつがなされました。
クライマックスは当該3人が演壇に並んでの決意表明。「組合は面倒くさそうだな」と思っていた青年労働者が、解雇攻撃の中で仲間と団結し、資本への怒りを爆発させて闘ってきたことを語りました。
4年間の闘いは、地元に、全国に、闘う団結を強化・拡大してきました。何より、被災地に解雇絶対反対の階級的労働組合を作り出す拠点となって、みやぎ連帯ユニオンの組織拡大を勝ち取ってきました。この地平を私たちは誇りをもって確信し、絶対に勝利をもぎり取りましょう!(みやぎ連帯ユニオン・H)
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